東海大学の熊本あか牛に会いに。


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先週末、熊本に行ってきました~!
人生で3回目の熊本。

前回、今年の2月にお邪魔したとき、
目の前に広がる阿蘇の大草原に大興奮する私に、
「次は草原が、緑に染まる季節にぜひ。」
って言われていて、それが実現する形になりました。

ましてや、その間、4月に熊本の大震災があり、
お世話になった方々の顔が思い浮かんで心を痛めていたのもあり、
今回、向かうに当たって、その思いもひとしおでした。

今回の訪問先は、東海大学農学部の農場と、
産山村の井信行さんの牧場。

東海大学の農場にお邪魔するのは初めてでした。

去年11月に農研機構さんの情報交換会で熊本にお邪魔したときに、
服部先生にお会いしたのと、女子学生さんのお一人が
自分の活動に興味を持ってくれて、休憩時間に質問してくれたのが、
「あーきっと牛が大好きなんだろうなぁ」ってずっと印象に残っていました。
その後、震災の被害の大きさもニュースやSNSで目にして、
もし自分に何かできることが少しでもあるのであれば、と思っていました。

早速、宮本シェフと、草原牛プロジェクトの橋村さんのご案内で
農場に到着して、服部先生に再会。

まずは現在、2頭を肥育中の肉牛の牛舎をご案内頂いて、
飼料の内容やその枝肉の仕上がりのお話などお聞きして。
その時点でも、すごいこの子たちの人懐っこさは満載に出ていて、
ずっと近くに寄ってきて、舐めたり、引っ張られたりしていました。
が、その後、放牧地に行って、さらにびっくり。

軽トラの荷台に乗りながら、放牧地に入っていったのですが、
放牧地の頂上あたりにみんなが溜まっていた場所の本当すぐ隣まで
軽トラで行ったのに、ビクともせず、立ち上がることもせず、
みんなそのまんま、堂々と座ってるんです。
「あ、来たのね、」って感じで、軽く振り向いてくれたかな、くらい。
車を降りると、「遊ぼうよ~」ってグイグイ寄ってくる子もいたりして、
ここまでの距離感で、人馴れしてる牛たちは今まで出会った中で一番です。

服部先生にお話聞いたら、生まれた瞬間から
人間の手で取り上げて、体重測ったりして触れ合ったり、
牛好きな学生さんたちがちょこちょこ講義の合間に顔出してたり、
なにせ、人間と触れ合ってる時間が親子放牧とはいえ、とても多いそう。
あーこれは大学の農場ならではの環境だなぁって思いました。
早くもう一度、学生さんが戻ってこれる状態になったらいいなぁと改めて。

そんな話をしている間に牛たちはゴハンタイムが始まって、
バキバキと音を立てながら、みんな一斉に笹竹を食べ始めました。
この音と姿にまたビックリ。笑
「牛って、竹食べるんだ~パンダみたいだね!」と。

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そして、肥育中の2頭のうち、8月に出荷予定のこの子。
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女の子が生まれたら、基本は繁殖用に保留するので、この子は去勢です。
2年前の春先に生まれて2シーズン放牧とのことなので、
生まれた年と去年の、春から秋にかけては阿蘇の野草地で放牧されて、
冬の間は牛舎で粗飼料多給型で育てられています。
(程よく穀物飼料を入れながら。)

『阿蘇の広大な野草地を守っていくためには畜産が絶対に必要不可欠』

ということは、熊本で出会った方々、皆さんが口にされます。
でも、後継者が少なくなった中で、この広大な資源を生かしながら
意欲ある若者が新規就農がしやすい環境をつくるためには?
というための一つのモデルケースとなる取り組みをされています。

そのためには、こういう飼育方法で仕上がった熊本あか牛のお肉の味わいについて、
今後のために、より幅広い方々の率直な声・評価を聞きたいというご意向もあって、
今回、この1頭が枝肉で、東京にやってくることになりました。

そして、続いて、産山村の井信行さんの牛舎に向かいました。
こちらでも、また楽しい再会が待っていました。