先週末は久々の岩手入り。
今年は雪が多くて、連日マイナス2桁くらい寒いの、
分かっていても、向かうときはやっぱりワクワクします。
今回は、今後の動きに向けて、いろんな人や牛に会う目的もありましたが、
まず、目の前に迫っていたのはワイルドジャージー母さんの出荷。
去年の5月末に奥中山の三谷さんのところから、
雫石の中屋敷さんのところにやってきて、
約8か月間の再肥育。
今まではだいたい半年くらいだったから、
今回が一番長い再肥育です。
最初は宝山の餌を食べなかったり、手がかかったみたいだけど、
少しずつ時間をかけて、ゆっくりゆっくり大事に仕上げてくれました。
中屋敷さんは以前から三谷さんのところに牧草もお届けしているから、
この子が三谷さんちでずっと冬場に食べていた牧草は、中屋敷さんちのものだし、
そういう連綿とある繋がりも、なんだか勝手にご縁を感じて嬉しいです。
食べてる本人がわかっているかどうかはともかくとして。笑
私たちが三谷牧場さんの経産ジャージーに向き合わせてもらうのは
今回で5頭目です。
お肉になってからも手をかけてあげることが必要で、
あらゆる人たちのご協力のお陰さまで花開くお肉なのですが、
そんな子だからこそ、思い入れはひとしおです。
まして、今回の子は、三谷さんご夫妻が牧場をスタートしたときの
初代牛のうちの1頭で、14.8歳と、月齢的にも今までで一番の子。
引き取りに行ったとき、三谷さんが、
「凛としていて、すごい恰好いいオンナなの!
ワイルド母さんなんだよー!」
って、愛情込めて熱弁されて、
じっと見つめながらトラックを見送ってくれていた姿が思い浮かびます。
そんなワイルド母さんが、いよいよ2月1日に出荷されることになったので、
最後にご挨拶に行ってきました。
あとは、私は東京で準備をととのえて、やってくるのを待つのみです。
それに加えて、いよいよ3年前に哺育からスタートした、
ジャージーの未経産や、去勢の子たちが今年3歳を迎えるので、
今年の出荷予定を打合せしてきました。
まず1頭目は、今年の3月に未経産メス『みらい』ちゃんを出荷予定です。
スタートした当初、いろんな人たちに、
ジャージーの肥育なんて、うまくいくわけないって、
こんなに黒毛が高いときにジャージーで牛舎の場所とるなんてバカだ
って言われてるの聞いて、すごい申し訳ない気持ちだったり、
落ち込んだりした時もあったけど、なんとかここまでは辿り着きました。
黒毛と同じように大事に、牧場でお世話してくれる皆さんに本当に感謝です。
最後のバトンは自分が責任持って、しっかり渡さなくちゃ。
このまま順調に育ってくれたら、今年中に中屋敷さんちからは
〇ジャージー未経産3頭
〇ジャージー去勢2頭
〇ブラウンスイス去勢1頭
が出荷予定です。
今からワクワクドキドキ。背筋がピンとします。
なんとか、良い形で次に繋げる取り組みとなりますように。
そして、今回も牛たちはとっても可愛くて、
自分で撮った写真を見ながら、一人でずっとニヤニヤしてます。
来年は牛カレンダーでも作ろうかなぁ、自分のために。笑
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黒毛の仔牛。
生まれたばっかりのときはこのジャケットの中に隠れちゃうくらいのサイズだったって。
雪の中でもパドックに出てるジャー黒(ジャージー×黒毛)の男の子。
まだ母牛についてる、生まれたばかりの子。
ぬいぐるみみたい。
ジャージーの男の子と比べると
ブラウンスイスは腰の位置が全然別で外人さんって感じ。
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あー可愛いなぁ。。。
また、今年もいっぱい、あちこちに牛に会いにお邪魔します!