【入荷情報】中屋敷さんジャージー未経産メス34.7カ月齢

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前回の1頭目の子が大好評だった、
中屋敷さんのジャージー未経産メスの2頭目の子が先週、
岩手から東京にやってきました。
今回の子は『きぼう』、34.7カ月齢です。

この子も、奥中山の三谷さんちで生まれてから10日くらいで、
雫石の中屋敷さんちにやってきました。

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そして、1年目の夏は、前回の子と同じように、放牧地で過ごしました。

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(かわいい( *´艸`))

私も先月、岩手にいったときに、最後の挨拶をしてきました。

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この写真を私が撮ってるときに、
朝晩2時間ずつ、お世話をしてくれているおじいちゃんが、
「ここは隠してな。」ってお尻についている鎧の部分を
恥ずかしそうに手でかくしていました。
このくらいはしょうがないと思うのに、
キレイ好きで責任感ある方です。

仔牛の哺育のときも、放牧地に出てるときも、
こうして、最後の仕上げをしてもらっているときも、
大事に育ててくれる人たちに、囲まれてて良かったね。

こないだ、牛のストレスについて研究している方がいるっていう話を
ちょっと聞きました。
血液の中にストレスを感じた時に発生する成分が表れるから、
採血できたら良いけど、採血自体もストレスになるから、
その方は牛の後ろについていて、
血液の代わりに、尿が出るタイミングで、
尿を採尿して、その成分を分析されていたとのこと。
その光景を思い浮かべると、研究者の方々の苦労もなかなかのものです。

その方はアニマルウェルフェアの観点からのそういった研究のようですが、
そこから味に繋がる部分って間違いなくあるだろうなって思う、私の感覚。

そして、ストレスは単純に放牧だと良い、繋ぎだとダメ、とか
そんな単純なものじゃなく、環境の極端な変化のほうが
良くないらしくて、逆に、繋ぎで長年飼われていた繁殖牛が
放牧に出されると、かなりのストレスを感じたりするそうです。

そしたら、せめて置かれている状況はともかく、
最後まで、今までと同じように、自分が愛されてるんだよ
気にかけられてるんだよっていうことが少しでも伝われば、と、
今回は芝浦に生体でやってきたので、繋留所まで会いにいったり、
でも、中には入れないから、繋留所でお仕事している子に、
『私の代わりに撫でておいてあげてー!』ってお願いしたり、
してみました。一応、できる限りのことをば。笑

そして、そんな想いが伝わったかどうか。
今回の子です。

ロース芯。
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モモ。
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バラ。
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脂質。
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今回の子は、前回の子よりフレームが大きくて、
338㎏になりました。
そして、脂質の良さは相変わらず。
サシのキメは細かく◎
さて、ここからは大事に枝肉に向き合わせて頂く番です。

いつものように、肩とバラは先に2週間くらいで5月末頃、
モモとロースはさらに1週間吊るして加工予定です。