【入荷情報】井さんあか牛27.2カ月齢メス


1カ月、出荷が遅れたので、
3カ月ぶりの井さんのあか牛がやってきました。

井さんのあか牛の出荷が遅れたのは、
ちょうど2年前くらいのあか牛の仔牛市場の相場が
かなり上がって、思うように仔牛が導入できなかったり、
小さな仔牛しか導入できなかったので、
その分、肉牛として仕上がるのが遅れたため。

でも、皮肉なことに、その頃に導入した仔牛たちが出荷になる
ここに来て、あか牛も枝肉相場がずいぶん下がってきて、
ダブつき始めていて、生産者さんたちの間で、
「もう、黒毛に変えようかな」っていう話が出てるとか、
相対取引されてるところからも、単価交渉が入っているとか、
そんな話が、外からチラホラ聞こえてきます。
今はだいぶ、あか牛の仔牛相場も落ち着いてきたとのこと。

短角のときにも肌で感じたことだけど、
ブームっていうのが、背中を押してくれるものでも、
刃を向くものでもあり、両面持ち合わせている怖さがあるなぁと。
しかも、牛は生まれてから、お肉になるまでに、
2年半~3年近いタイムラグがあるので(種付けから考えたら+1年)
余計にリスクが大きい。

ブームに関係なく、信念変えずに、
淡々と美味しい牛を育て続けようとしてくれる生産者さんと一緒に
コストとニーズに見合った、高すぎず、安すぎない適正単価で、
(でも、味わいの満足度だけは単価以上がいつも目標。)
料理人さんたちにお届けし続けていきたいな、と改めて、
自分の立ち位置を見つめ直したところでした。

なにせ、牛が好きだから、
その子たちにちゃんと光が当たるように、
同じような気持ちを持ってくれる、
関わる方々と一緒にこれからもずっとやっていきたいです。
自分にできるキャパはまだ全然小さいけど、
面白い仕事だから、続いてくれる人がいたら嬉しいなぁ。

そして、肝心の井さんのあか牛でした。笑

出荷を1カ月遅らせたのが、やはり良かったようで、
27.2カ月齢のメスでしたが、井さんのメスとしては大きく、
446㎏にまでなりました。

ロース芯
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バラ
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モモ
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「最後、だいぶコロンとしてきましたが、皮下脂肪、厚くなかったですかー?!」
とのことで、確かにいつもの井さんよりはやや厚めですが、
このくらいはかわいいものです。

ロース芯は大きく、キメの細かさは相変わらず。
バラはいつもより、厚みなど、しっかりしています。

前回の井さんのジャージー未経産41カ月齢が250kg弱と小さいながら、
その味わいの深みにびっくりする声があちこち届いていて、
改めて、餌の内容を聞かれました。

良質な粗飼料主体でありながら、
大豆を炒って擦ったものを
以前の倍くらいの量あげているとのことで、
「それが、私の育てる牛の味になってると思いますー!」
とのこと。
井さん、常に挑戦し続けています。
すごいなぁ。見習わなきゃ。

こちらは、これからご案内して、
来週後半に加工、お届け予定です。