今回、初めてのチャレンジで、
先日、入荷情報をアップした中屋敷ジャージー31.6カ月齢♂の半頭分、
こちらで、個人の方々に向けてお届けしてくれます。
『米からはじまる循環 岩手県雫石のジャージー牛のお肉をお届けしたい!』
こちらのプロジェクトを立ち上げてくれた
ファーメンステーションの酒井さんに、
岩手繋がりのご縁で初めてお会いしたのは約5年前です。
(こちらは今年4月に中屋敷さんの牧草地にお邪魔したとき。
この時のブログがこちら。)
酒井さんたちは岩手の奥州市でお米を発酵させてエタノールをつくり、
そちらを元にオリジナル化粧品や雑貨などを作られています。
元々、ビール粕やオカラなどの地域の食料副産物を原料とした、
宝山の発酵飼料がつくるお肉の味わいに魅力を感じて、
今の仕事を始めていた自分です。
そのエタノールを絞った後の米もろみ粕に興味を持たないわけがありません。
ましてや、昔、炊き米をあげていた黒毛和牛の味わいの美味しさの話もよく聞いていました。
また、「生産が増えた飼料米をどういう形で牛の餌として生かすか?」
ということは、いろんな地域でよく話に出る課題です。
発酵のときにある程度の温度まで上げていることで、
生のお米とは違う、炊き米に近い要素を持ち合わせているのでは?と
詳しいことは素人ながら、一人でワクワクしてました。
例えば、同じビール粕でも、大手ビール会社から出てくるものと、
小さなクラフトビールの工場から出るものでは、
まったく品質が違うのも、宝山で見ていたので、
大規模工場で効率的にすべてを絞り切ったものではないことも魅力の一つでした。
すでに、その米もろみ粕は、ニワトリの餌としてはあげていて、
そちらは「まっちゃん卵」として、しっかりとブランド化されていましたが、
酒井さんご自身もぜひ牛にも食べてもらいたかった!とのことで意気投合。
そして、3年前に、中屋敷さんと一緒にジャージーたちを
飼い始めたことで、そんな私たちの夢がリアルになり始めました。
様々な方々が絡んでいる取り組みなので、
一つ一つ丁寧に調整をしながら、少しずつ計画を進めてきました。
(一度、仙台から雫石に北上する私&中屋敷さんと、
奥州から東京に南下する酒井さんと、
中間の宮城の古川で、待ち合わせて打合せしたこともありました。笑)
そうして、やっといろんな課題を解決して、
1年くらい前から、やっと中屋敷さんちのジャージーたちにあげ始めました。
牧草の件なども含めて、飼料関係の研究者の方々とのご縁もいただき、
より良い餌を探りながらの取り組みスタートです。
私自身は基本的には、飲食店さんに向けての卸販売のみなので、
今回、この子の半頭をクラウドファンディングで個人の方々に向けて
販売したい!と酒井さんからご提案いただき、
今回のプロジェクトスタートとなりました。
お肉自体は2週間ちょっとの枝枯らしを経て、
今週木曜に骨抜きしました。
今回も、ジャージーらしい程よいサシのバランスと
濃いめの肉色が良い感じの安定感です。
あとは、プロジェクトの達成を待って、加工を待つのみ。。
昨日の夕方にスタートして、もう売り切れのプランも出ちゃっていますが💦
もしよろしければ、この機会にぜひ私たちの想いが詰まった
ジャージーのお肉、ぜひお力添えよろしくお願いしますー!!
『米からはじまる循環 岩手県雫石のジャージー牛のお肉をお届けしたい!』
余談ですが・・・
去年のエイプリルフールのときに、酒井さんがアップしていた
こちらのプロジェクトが、私は面白くてたまりませんでした。
『六畳間にも田んぼを!家庭で循環型農業を実現する一体型デバイスを量産したい!』
最後まで、「えーーー!すごーい!!」って信じて読んじゃったもんなぁ、、、
しっかりだまされました。笑