今年1頭目の井信行さんのあか牛が、
先週と畜されて、やってきましたー!
もうね、この信行さんの笑顔のように、ムフフな枝肉です。
今回の子は、自家産の男の子で、27.3カ月齢。
「立派な感じに育ちましたー!立派すぎるくらいですー!!」
って、信行さんが話されていた通り、
まるで、きれいな赤身肉の見本のような内容です。
本当にきれいなコザシで、筋間脂肪の薄さ、肉周りの良さといい、
「なんで、こんなきれいな枝肉になるんだろう?!」
って、思わず感嘆しちゃって、一人枝肉に向き合いながら、
ニヤニヤ、ぶつぶつ呟いてました。
粗飼料多給という餌や環境の要因はもちろん大きいのだろうけど、
昨年末にお会いした時、
「こういう風に皆さんと繋がれるのも牛たちのおかげだから、
私、牛舎に入るときに、『ありがとうございます』って
こうやって手を合わせて、挨拶するようにしているんです」
って、話されていたことを思い出して、
やっぱり、ちゃんと牛たちに伝わってるんだろうなぁって感じました。
牛に向き合えば向き合うほど、謎が深まって分からなくなることも多いけど、
でも、今、目の前に出ている結果には、ちゃんとすべてに理由があるんだな、
って生産者さんたちと話していると思います。
本当、信行さんの枝には信行さんの考えがちゃんと表れています。
特に今回の子は、自家産だったので、生まれたところから
すべてが繋がって、ちゃんと伝わっているのもあるかもしれません。
そんな肝心の枝肉。
いや~美しい!!!
惚れ惚れします。
ちゃんと伝えたら、ますます美味しくなってくれるかなと思って、
「本当、あなたキレイだねぇ」って伝えておきました。笑
ちなみに、こちらで枝重量は469㎏です。
いろんな意味で、良い子。
こちらはこれからご案内して、2月中旬くらいに加工予定です。