【入荷情報】信行牛<あか牛>♀36.5カ月齢

GWがはじまる少し前、お久しぶりに
井さん親子に会いに、産山村までいってきました。

<信行さんのこの素敵な笑顔は健在です>

実際に牛たちや現場をみて、信行さん・雅信さん、
それぞれからお話を聞けて、久しぶりに行けて
本当良かったなぁと。

ここ数年は牛の成長が遅れていたので、
出荷を無理に定期的にすることなく、状況をみながら
牛が育ったタイミングで連絡をもらって、
というスタイルに変えていました。

でも今回、約1年半ぶりに牧場に訪問してみたら
なかなか牛たちがお肉をつけなくて心配していた時に比べて
見違えるくらい、しっかり成長してくれていました。

「あれ、一時の牛舎の様子と全然違う!」
と思って、ふと餌置き場を見ると、こんなものが。

なんと、こちらの正体は「きな粉」でした。
手に取ってみると、思わず口に入れたくなるくらい
本当に美味しそうな良い香りです。

雅信さんに聞いてみたら、今まで使っていた大事な1アイテムだった
規格外の国産大豆が手に入らなくなって、
代わりになるものを探していたら、
こちらの「きな粉」をご紹介いただいたそう。
今までは「大豆を炒って擦って」という作業があったことを
考えると、労力も少なくなって助かっているようです。
(とはいえ、やはり大豆と比べたら高いので、
 使い続けるかは検討の余地がありそうでしたが・・・)

人間が思わず食べたくなるくらいなので、
やっぱり牛たちの嗜好性も高くて食いつきも良いらしく、
肉付きが良くなってきた理由の1つになっていそうです。

それと、朝・晩の餌やりに加えて、
雅信さんが昼に見回りをして足りないところの餌を
追加であげたことも功を奏して、
牛たちの状態がグッと変わってきたようです。

あと、こちらは地域でとれた野草ですが、
以前は育成時期のみで肥育にはあげていなかったそうですが、
(肥育時期の子たちには牧草をあげていました)
今は肥育の牛たちにもあげていて、そのおかげで
やっぱり牛たちの内臓の調子が良いようで、
餌をよく食べるようになったそうです。

前にとある牧場で、体調が良くなかった子を
牛舎から放牧地(牧草)に出したら、かなり元気になった、
でも、その子をさらに人の手が入っていない山(野草)に出したら
最後まで治らなかった皮膚病まで治った、という話を聞いたのを
ふと思い出しました。

やっぱり偏ったものではなく、自然界にある、
バランスの取れたものが本来、身体は嬉しいんだぁと。

食べてきたものたちが変わってからの、肉質の変化は
これから出荷していく中で見えてくるかもしれないですが、
重量が乗らないことには生産現場も続けていけないので、
まずは良かったです。

そして、今回、昨年12月以来で
出荷してくれた1頭がこちらの子です。

<36.5カ月齢♀>

いつもより長い月齢を飼い込んでくれて、
「そろそろお肉をつけてきたので出荷できます」
との言葉通り、想像していた以上に重量を乗せてくれて
枝重量で427㎏までになりました。
格付けはBMS4点のA3です。

実際の内容はこちら。

ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。

ロース芯は真ん丸で大きく、モモも張りがあって、
しっかり育ちの良さを感じられる枝肉内容です。
脂質も良く、無駄な皮下脂肪がついているわけじゃないので
後半戦で無理にお肉をつけたという印象ではありません。

それでも、食べてきた餌の内容が少し変わった分、
ずっと信行牛に触れてきた方はなにか違いを感じられるかもしれません。
そのあたりも含めて、生産現場にフィードバックできたらと思います。

信行さんも牛たちの成長が遅れていることを以前から心配されていたので
肉付きが良くなった牛たちを一緒に見れて嬉しそうでした。

今回、お肉がどんな味わいに仕上がっているか楽しみです。
もう少し枝で枯らして、GW明けすぐに加工予定です。