【入荷情報】竹の谷蔓牛♂28.0カ月齢

ちょうど1年ぶりに岡山から竹の谷蔓牛がやってきました。
今回の子は『井武輝3』♂です。

<『井武輝3』の父である「竹の谷蔓」純血の種牛『井武輝』>

「竹の谷蔓」は黒毛和種の基礎となる血統の元祖です。
今から約200年前の1830年に、最古の蔓牛として
岡山・新見で誕生しました。
登記上は「黒毛和牛」になるのですが、
現在のニーズに合わせた改良がされていないので、
サシが入りずらく、大きくもなりずらい、昔ながらの和牛です。

そのため、今の経済効率優先の価値観においては、
評価されず、どんどん飼う方が減ってきて、
現在、純血は全国で50頭もいないくらい、とのこと。

そんな風に長年、主流から外れていた「竹の谷蔓」でしたが、
近年、牛肉のニーズ幅が広がる中で改めて見直され、
少しずつ、全国でも扱われる方が増えているそうです。
とはいえ、頭数が急激に増えるわけではないので、
まだまだこれからの取り組みになるようですが。

私自身も3年半前に初めて竹の谷蔓に出会って
取り扱わせていただくようになってから、
今までに6頭の子たちに向き合わせてもらいましたが、
毎回、それぞれに個性も違っていて、
いまだに全然、竹の谷のことが分かったとは言えません。

もう少し背景を詳しく知りたい方がいらっしゃいましたら
自分が学んで、竹の谷蔓についてまとめたブログはこちらになります。

竹の谷蔓牛のこと。 | 東京宝山

そして、今回の子は今までの中でも一番月齢が短く、28カ月齢。
「そろそろ牛が仕上がってきたので出荷できます」と
生産者さんである、いろりカンパニーさんからご連絡いただき、
今回の出荷になりました。
仕上がりとしてはA2(BMS2)の枝重408㎏です。
今までは34ー39カ月齢でやっと仕上がっていたので、
「竹の谷蔓でも28カ月齢でこの重量になるんだ」
っていうのが正直、意外でびっくりでした。

実際の内容です。

ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。

内容としては竹の谷蔓らしい赤身主体のA2で
ロース芯の形や大きさも申し分なく、
育成がしっかりしていたのかな、と想像します。
脂質もしっとりとしていて、良い感じです。

そして、やっぱり気になるのはこのくらいの月齢で
仕上がった竹の谷蔓がどのような味わいになるのか、
という点です。
肉色はしっかりとしているので、竹の谷蔓らしく、
その肉色に見合った濃い味わいだと良いなぁと期待しつつ。
『井武輝3』から、またなにか学ばせてもらえたら嬉しいです。

この子は枝でもう少し枯らしてから加工して
それぞれにお届けいたします。