梅雨真っただ中、続いて福島からやってきてくれたのは
こちらのエム牧場ジャージー♀34.5カ月齢です。

ジャージーのメスはずいぶんお久しぶり。
通常、乳牛であるジャージーはメスが生まれたら
お母さん牛になってもらって、酪農家さんのもとで
乳を出してもらうのが通常です。
でも、オスが生まれた場合は子を孕むことなく、
当然、乳を出すこともできないので、いつもは
行き場のない、そんなジャージーオス(去勢)たちを
肉牛農家さんに育て上げてもらって、
そのお肉を取り扱わせていただいています。
ただ、メスでも、もし双子で生まれて、
その組合せがメスとオスの異性だった場合、
そのメスは繁殖能力を持たない場合が90%以上とのこと。
そういう子をフリーマーチンというのですが、
今回のメスもフリーマーチンだったのかもしれず、
未経産のまま、オスたちと一緒に肉牛として育てられてきました。
そして、成長がゆっくりだったこともあり、
月齢長めの34.5カ月齢までじっくり飼っていただきました。



仕上げの1年半の餌はいつもの通り、デントコーン、
稲WCS、牧草、キノコの廃菌床、酒粕に加えて、
モネンシンフリーの配合飼料を1日3㎏程度です。
つい先日、出荷直前だった6月頭にみんなで牧場訪問した時、
このまるまると育った姿に出会うことができました。

フレームは小さいものの、彼女の中では
めいいっぱいにお肉をつけてくれたと思います。
立派に育て上げていただき、ありがとうございました。
枝重量337㎏、実際の内容はこちらです。
ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。


まずは彼女の牛生で食べてきたものが良く表れている、
この脂の色がステキ。笑
そして、月齢の長さの影響もあるのか、
ロース芯は赤身の中に程よくサシが入っています。
肉色はジャージーらしく、安定の濃いめの小豆色。
これは、味わいの濃さと程よく脂が含まれたジューシーさで
小ぶりながら、愛されっこ確実なのでは、と想像させてくれます。
この子の個性がそれぞれのお届け先で
どのように受け入れられるのか今から楽しみです。
もう少し枝で枯らしてから、6月下旬に加工予定です。