阿蘇・久住を訪ねて。


今週日曜、熊本阿蘇の井信行さんの牧場と、
九州大学の後藤先生が取り組まれている、
大分久住のQビーフの牧場を訪問させて頂きました。

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今回の一番の目的は、岩手雫石で黒毛繁殖をしながら、
ジャージーの肥育にも取り組んでくれている中屋敷さんに
井さんと、後藤先生にそれぞれお会いしてもらって、
九州・東北と、地域を越えて、同じ生産に向き合われる方同士、
何か得るものがあるような気がして、引き合わせることでした。
きっと、熊本・大分で取り組まれていることを
岩手でやれることにスタイルを変えて、
良い形で、引き継げることが何かあるんじゃないかと感じたのです。

間に自分のような通訳がいるより、絶対に生産者さん同士、
直接生の声で、お話してもらったほうが良いと思い。

急きょ大阪から、又三郎の荒井社長も参戦して下さったお陰で
生産・流通・外食、それぞれの立ち位置から、
「美味しい牛肉ってなんだ?」
「自分が求めてる牛肉ってなんだ?」
「これから皆が求める牛肉ってなんだ?」
ってことがずっとそれぞれ頭の中で
グルグル回っていたように思います。
商売のためっていうよりも、自分がここにいる意味を考えて真剣に。

黒毛和牛、熊本あか牛、土佐あかうし、
短角牛、ジャージー、ブラウンスイス、ホルスタイン、
短黒、ジャー黒、ジャーホル黒、短黒黒・・・。

月齢は?性別は?
経産?未経産?
放牧だったり、完全グラスの自然体がいいの?
いや、ストーリーはそれのが良いかもしれないけど、
タンパク源を少しあげた方が肉自体は美味しいでしょう?
生米は内臓に負担がかかるから良くないでしょう?
でも発酵させたら違うのかな?

地域の中での循環、大事だけど、
お肉の美味しさの価値が下がるなら何か方法を考えないと。
阿蘇にはこんなに草がめいっぱいあるのに、
なんで海外の粗飼料を買ってるの?
そっちのが安いからコストを下げるため。
生活のために、赤身が売りのあか牛にも、サシを入れるような
生産方法を取らないといけないのが一般的だったり。

子牛の単価が高くなって、繁殖農家さんのことを思うと、
良かったって思う反面、末端単価になったときに
見合う単価になっているのか、どうか?
誰かの口に入るところに辿り着くまでに、たくさんの人たちが関わっていて、
その間の誰かがギブアップってなったら長くは続かない。

熊本あか牛の良さは優しさだから、
強い個性が出てきたら違う?
優しい美味しさって、どんなだろう?

というわけで、ぐるぐる?マークが増える旅で、
私の脳みそのキャパでまとめるまでいけませんでした。
ごめんなさい。笑

あ、でも一つ、後藤先生の座学で聞けて、
今までの自分の思い込みと違って面白いなぁと思ったのは
牛それぞれで細胞の数は違っていて、
(牛はすべて細胞の数っていうのはみんな同じに決まっていると思っていました。)
その数が決まるタイミングっていうのはお母さんのお腹で種がついてから
最初の3カ月とのこと。
その時に、どんなものをどんな量、お母さんが食べているかで
子どもの細胞の数が変わるんだ。
逆にその各細胞の一つ一つが大きくなるのは
お腹から出てくる最後の3カ月とのこと。
お陰様で、枝肉に向き合って、色々考えるときの
想像の広がりがまた変わりました。

そして、そんな頭ぐるぐるのまま、
これから岩手に向かって、
来月お肉になる予定の経産ジャージーさんに会ったり、
2月にお肉になった経産但馬さんを食べてきます。

きっと、いつまでも「私、分かった!」
なんて言えることはないんでしょうけど、
今後も、自分が自信持ってお届けできる牛肉に
出会えるようにジタバタしてみます。

熊本・大分でお忙しい中、対応して頂いた方々、
ありがとうございました!
いつかご恩返しができるように頑張ります。

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