4月の岩手~雫石~

先々週の熊本に引き続き、先週末は岩手に行ってきました。
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朝晩はまだ寒いけど、良い季節で、石割桜もちょうど満開でした。

まずは、3カ月ぶりの雫石で、それぞれの子たちの成長ぶりにご対面。

ブラウン君は相変わらず、人懐っこい性格も含めて、安定の愛らしさ♡
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周りにいるジャージー、経産黒毛たちと比べると
腰の位置と顔の大きさが全然違くて、骨格から違うんだなぁって、
本当、外人さんって感じ。

1月はまだハッチでミルクをもらっていたジャー黒(ジャージー×黒毛)たち4頭も、
もう群に移動して、立派に餌を食べていて、成長を感じます。

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美味しそう~笑

同じジャー黒でも、ジャージー寄りの見た目の子と、黒毛寄りの見た目の子がいて、
しかも、黒毛の血が但馬系統なのが出てるのか、
毛がクリクリしている子もいて、今後の成長がとても楽しみです。

そして、この子たちはお母さんジャージーたち。
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一番奥の子だけ、2頭産んでいて、
他の子たちはまだ産んでいないですが、もうお腹に赤ちゃんがいます。

この子たち2頭は男の子。
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それから、この子たちは未経産でお肉になる予定の女子、2頭。
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普通に考えたら、男の子のがお肉がつきそうだけど、
餌食べてる割りに、なかなかお肉はつかないらしいのですが、
かえって、女子たちのがムチムチしてきている感じです。

いろんな牧場にお邪魔して、数頭のジャージーオス肥育に出会うけど、
どこでも、小柄でピョンピョン身軽に飛び跳ねてるイメージで
ジャージーオスを肥育牛として経済として成り立たせるのは
やっぱり一筋縄ではいかないなぁと思います。

だからこそ、なんとかする!って地域や立場を越えて、
同じ想いを持つ方々と結びついて、
知恵や経験を共有して、この取り組みに向き合うことに
やりがいを感じるのですが。

生産はプロに任せて、私は価値あるものを見合う単価で
きちんと認めてもらえる出口を作ることが大事。
そこに辿り着くまでの経緯をちゃんと伝えつつ。

それから、あと1頭。
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この子は奥中山の三谷牧場さんで、
乳牛としての役割を終えてから、
半年くらい雫石で再肥育をされていた子です。
5月末にいよいよ、お肉になります。

去年、3頭のジャージー経産牛に向き合わせてもらって、
ジャージーの経産牛に関しては再肥育することで
お肉としての価値の幅の広がり方が全然違うと感じました。

1頭1頭、向き合わせて頂くたびに、私も成長させてもらってると思うので、
今回の子にも真摯に向き合わせてもらいたいと思います。

朝晩のミルクやり、餌やり。
そして、その合間の堆肥出し。
急な分娩。牛の移動。
細々起こる不意の出来事に対応。
いつものことながら、生産現場で一緒にお手伝いさせてもらいながら
過ごしていると、あっという間に1日が過ぎていって、
これを毎日365日、繰り返している生産者さんってすごい、
と尊敬の念が起きます。
牛や生産者さんあってこそ、生かさせてもらっている
自分は知っておかなければいけないと思います。

そうして、この後は、また白樺号に乗って、久慈の田村牧場に。
もちろん、メインは短角に会いになのですが、
実は田村牧場にも27カ月齢になる
ジャージーオスが2頭いるのです( ̄▽ ̄)