先々週の熊本に引き続き、先週末は岩手に行ってきました。
朝晩はまだ寒いけど、良い季節で、石割桜もちょうど満開でした。
まずは、3カ月ぶりの雫石で、それぞれの子たちの成長ぶりにご対面。
ブラウン君は相変わらず、人懐っこい性格も含めて、安定の愛らしさ♡
周りにいるジャージー、経産黒毛たちと比べると
腰の位置と顔の大きさが全然違くて、骨格から違うんだなぁって、
本当、外人さんって感じ。
1月はまだハッチでミルクをもらっていたジャー黒(ジャージー×黒毛)たち4頭も、
もう群に移動して、立派に餌を食べていて、成長を感じます。
同じジャー黒でも、ジャージー寄りの見た目の子と、黒毛寄りの見た目の子がいて、
しかも、黒毛の血が但馬系統なのが出てるのか、
毛がクリクリしている子もいて、今後の成長がとても楽しみです。
そして、この子たちはお母さんジャージーたち。
一番奥の子だけ、2頭産んでいて、
他の子たちはまだ産んでいないですが、もうお腹に赤ちゃんがいます。
普通に考えたら、男の子のがお肉がつきそうだけど、
餌食べてる割りに、なかなかお肉はつかないらしいのですが、
かえって、女子たちのがムチムチしてきている感じです。
いろんな牧場にお邪魔して、数頭のジャージーオス肥育に出会うけど、
どこでも、小柄でピョンピョン身軽に飛び跳ねてるイメージで
ジャージーオスを肥育牛として経済として成り立たせるのは
やっぱり一筋縄ではいかないなぁと思います。
だからこそ、なんとかする!って地域や立場を越えて、
同じ想いを持つ方々と結びついて、
知恵や経験を共有して、この取り組みに向き合うことに
やりがいを感じるのですが。
生産はプロに任せて、私は価値あるものを見合う単価で
きちんと認めてもらえる出口を作ることが大事。
そこに辿り着くまでの経緯をちゃんと伝えつつ。
この子は奥中山の三谷牧場さんで、
乳牛としての役割を終えてから、
半年くらい雫石で再肥育をされていた子です。
5月末にいよいよ、お肉になります。
去年、3頭のジャージー経産牛に向き合わせてもらって、
ジャージーの経産牛に関しては再肥育することで
お肉としての価値の幅の広がり方が全然違うと感じました。
1頭1頭、向き合わせて頂くたびに、私も成長させてもらってると思うので、
今回の子にも真摯に向き合わせてもらいたいと思います。
朝晩のミルクやり、餌やり。
そして、その合間の堆肥出し。
急な分娩。牛の移動。
細々起こる不意の出来事に対応。
いつものことながら、生産現場で一緒にお手伝いさせてもらいながら
過ごしていると、あっという間に1日が過ぎていって、
これを毎日365日、繰り返している生産者さんってすごい、
と尊敬の念が起きます。
牛や生産者さんあってこそ、生かさせてもらっている
自分は知っておかなければいけないと思います。
そうして、この後は、また白樺号に乗って、久慈の田村牧場に。
もちろん、メインは短角に会いになのですが、
実は田村牧場にも27カ月齢になる
ジャージーオスが2頭いるのです( ̄▽ ̄)