【入荷情報】中屋敷ファーム・ジャージー♂29.6カ月齢

「ジャージーはな、血統の流れがいくつかあって
 毛色の濃い血筋がお肉が美味いんだぞ」

これは9年くらい前、中屋敷さんと一緒にジャージー牛の
取り組みをはじめた私にボスが言ったひとことです。

それがそのまま100%当てはまるかどうかは
検証できていないけど、おかげさまでなんとなく、
頭の中に『毛色の濃いジャージーは美味しい』がインプットされています。
今回やってきた中屋敷ファームのジャージー男子は
それをまさに地でいったような、こちらの子。

<ずっとジャージー3頭1チームで暮らしてきました。
 グラデーションのよう。笑
 向かって、一番左の子が今回出荷になった子です。>

今回のジャージーは生まれて2週間で、
岩手・奥中山のジャージー牧場「ブライアーファーム」さんから
雫石の中屋敷ファームにやって来ました。

哺育を終えたばかりのこの頃は、
ジャー黒かと思うくらいに全身の毛色が特に濃いです。
冬だったので、毛もフサフサで可愛い( *´艸`)

そして、ちょうど7カ月齢を迎える頃に放牧の季節を迎えたので
3頭で仲良く、放牧地に上げてもらいました。

<黒毛の繁殖牛マダムたちに交じってのジャージー男子たち。笑
 この頃には夏毛に生え変わって、毛色もすっかり変わりました。>

また、この年の夏は甥っ子くんの夏休みの自由研究で
兄家族を初めて岩手の牧場ツアーに案内していました。

<甥っ子くん、牧場のお手伝いなどもして立派な研究仕上げてくれました>

そして、ジャージー男子たちは放牧地でのびのび過ごす約半年で
身体をしっかりつくってもらった後、広々とした牛舎に戻り、
いつもの国産100%の飼料で育てられました。

「一番草」「有機大豆サイレージ」「デントコーンサイレージ」
「子実トウモロコシ」「くず大豆」「米ぬか」「きのこ廃菌床」のMIX。
頭の3種類は中屋敷さん自身が育てて収穫したもの。雫石産です。
輸入飼料に頼らずに、地域の資源をフル活用して
持続可能な畜産の形を目指しています。

本来の生理に寄り添ったこちらのオリジナルな餌で
1年半かけてじっくり育てられて、今回の出荷を迎えました。

<今年の2月にいったとき>

月齢29.6カ月齢、身体に丸みが出てきたものの、
中屋敷さんいわく、そこまでフレームが大きくなくて、
いっても枝重350㎏くらいかなぁとのこと。

実際の内容はこちらでした。
枝重321㎏。

ロース芯。

モモ。

バラ。

脂質。

切開面

枝肉全体。

ロース芯が大きく、きれいに真ん丸な形なのは
哺育期間や、放牧地での育成含めて
身体をつくる時期に良い環境で育てられたのが
よく出ていてホッとします。
肉色も濃く、テリもあるので、赤身の味わいもしっかりある雰囲気。
皮下脂肪や筋間脂肪にも無駄がなく、
C等級とはいえ、意外と歩留りは良さそうです。
脂質もしっとりしていて、安定の程よいクリーム色。

中屋敷さんのジャージーらしい仕上がりが嬉しくて、
つい枝肉の撮影もアイドルの撮影会なみに力が入ります。
『毛色の濃いジャージーは美味しい』間違いない。はず。笑

こちらはもう少し枝で枯らして
GW前、4月20日頃に加工予定です。