【入荷情報】國分牧場ジャージー27.9カ月齢♂

國分牧場ファンの皆さまー、
お待たせいたしました。

3カ月ぶりの國分さんちの牛さんがやってきました。

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今回は、27.9カ月齢のジャージー君。
この子は千葉のマザー牧場生まれ。

いろんなところから、國分さんのところに希少牛の素牛がやってきます。

その中でも、この子は私が初めて國分牧場にお邪魔したときから、
ずっといて、なかなか大きくならず、
生産者さん泣かせの、ずっと愛くるしいままで(笑)
5カ月齢くらいでやってきてから、
2年近く國分さんちにいた、さらに希少な子です。

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最近、ジャージーの血統を追いかけることがマイブームなので、
この子のお母さんもずっと追いかけてみたけど、
お母さんのお母さんも、そのお母さんも、
ずーーーっと、マザー牧場でした。
確かに、個体識別番号で追いかけられるのが、
BSE対策として導入された、2001年からなので、そこで途切れてしまうので、
そこから先の導入元は実際に行って、聞いてみないと分からないので、
久々に、マザー牧場に行ってみようかと思います。

先日、「ジャージーは乳牛なのに、タンが黒いんですよねぇ」っていう話から、
毛色などの指示を出す遺伝子の話を研究職の方としていて、
ジャージーの遺伝子のシステムが、土佐あかうしと似ているそうです。
毛色を黒くしようとする遺伝子を抑えて赤くしようとする何かがあって、
黒毛の場合は、その何かがうまく動いていないので基本黒くなるようになっていて、
熊本あか牛の場合は、その毛色を黒くしようとする遺伝子自体が利かなくなっていて
(だから、鼻とかも全部ピンクで)
土佐あかうしの、その細胞の働き方が、ジャージーとよく似ているらしいです。
なので、やっぱり見た目もどこか似ていて、目黒鼻黒のジャージーを見て、
「あれ、なんで土佐あかうしがここにいるの?!」
って言われている光景にも、何回か遭遇しています。

土佐あかうしが韓牛の影響が大きいとしたら、
ジャージーの大元の祖先は逆に、シルクロードを西に進んで、
イギリスのジャージー島に辿り着いて、
乳牛として改良されていった可能性もあるのかな、とか、
いろいろ妄想していくと、楽しい。
あくまで、勝手な妄想です・・・すみません。笑

そして、そんなマザー牧場からやってきた國分牧場ジャージー君ですが、
最終的には27.9カ月齢で、370㎏にまでなりました。
今までの國分牛の中では、一番小柄ではありますが、
ジャージーでここまでいけば立派なものです。

ロース芯
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バラ
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モモ
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腹ナカ
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切断面
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筋間も皮下も脂肪が厚過ぎず、無駄のない仕上がりの中、
内ノリはきれいに乗ってます。

國分牛はいつも、
「國分さんの人柄が良く出てますね」っていうのと、
「香りが良いですね」ってよく言われます。
また、生産者さん泣かせではあるものの、
個人的には、國分牧場さんでゆっくりじっくり時間をかけて育った、
このくらいのサイズの國分ジャージーに
どういう声が戻ってくるのか、興味あります。

いろんなところからやって来て、それぞれの想いで育てられた
多様なタイプのジャージーに向き合わせてもらえることに感謝です。

こちらはお盆前くらいに加工して、
8月中旬から下旬にお届け予定です。