ジャージー経産牛

「良い感じにお肉がついてきて、
 本人も寝起きするのに身体が重たそうになってきたから、
 そろそろ出荷するよ。」

って連絡がきて、今月末の出荷に決まった、
ジャージー経産で、再肥育していたこの子。

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去年の8月、いつも通り三谷さんのところに
ジャージーのおチビちゃんを引き取りに行ったとき、
私が奥さんのところにお話しにいっている間に、
種がなかなかつかない、この5歳の子も
一緒に連れていく話がいつの間にか、男性陣で決まっていたという・・・。

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また、あれよあれよという間に
新たなチャレンジのスタートです。笑

でも、最初に三谷さんにお会いしたときから、
この運命は決まっていたような気もします。

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雫石に着いてからは、まだちょっと搾れるということで、
ちょうど夏休みの子どもたちとみんなで、搾りの講習会を。
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搾り方のコツを教えてもらいながら。
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黒毛の繁殖農家さんで、あんまりない光景です。。
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最後にちゃんと消毒してあげて。
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まだ、この時は機械がなかったので、手搾りです。

「乳牛としてもちょっと痩せてるほうですねぇ」って聞いて、
「たくさん食べて、お肉ついてね~」ってみんなで撫でながら。
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この子がこの後、約5か月間の再肥育期間を経て、
今月末にお肉になります。

どんな内容のお肉になっているのか未知ですが、
三谷さんのところで、あれだけ自由にお散歩させてもらって、
愛されながら、のびのびと幸せに育っている子たちです。

その牛乳からつくられる、ヨーグルトやチーズもまた、
とても愛されて。

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最初にお会いしたときに、
「うちの子たちをお肉として食べるなんて、考えられない」
っていう三谷さんに、
「お肉になってからも、最後の最後まで愛されて、
 幸せに命をまっとうしてもらう方法があると思う!」
ってアツく語ってしまったからにはなんとか、
この子に最後までモテモテで幸せになってもらわないと。

今週、岩手に行ったときに、この子に最後の挨拶をしてきます。