【入荷情報】國分牧場ジャージー27.3カ月齢

つい先日、出荷前に会いにいった埼玉・東松山の國分牧場さんの
ジャージー君が10日に枝肉となって、やってきました。

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いや~枝肉になっても、良い子!

ロース芯
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バラ
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モモ
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腹ナカ
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脂質
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さすが、先に枝肉に向き合われた國分さんが
「期待してください。」
っていうだけありました。

脂質も良いし、赤身とサシのバランス好みです。

でも、27.3ヶ月齢で458キロって、、
本当にジャージーなんだろうか、と思わずツッコミ。笑

ちなみに、この子が生まれた八王子の磯沼牧場さんは元々、
ジャージーを群馬の神津牧場さんから導入されているそうで、
先日、北海道でお会いして、
「ぜひ、春になったら牧場に遊びにきてください。」
って言ってくれた神津牧場の牧場長の須山さんもどこか繋がっていると思うと、
勝手にご縁を感じて、なんだかちょっと嬉しい。

そして、國分牧場さんの牛を扱わせて頂いて、
まだ3頭目だけど、1頭目、2頭目に触れて頂いた方々が惚れてくれて、
「またください!」って、すぐに全部位きれいに予約入るのはありがたい限りです。

いま、同じジャージーでも、
熊本から、井さん、
埼玉から、國分さん、
岩手から、中屋敷さん、田村牧場、
それぞれのスタイルで、月齢・性別・餌・環境、
まったく違う、様々な仕上がりで、こちらにやってきています。

それぞれの想いや背景もよく聞いてるから、
その枝肉に向き合わせてもらうのも楽しく、
また、お肉となって届けた後に、
「今回のジャージーはこうだね、ああだね。
 僕はこっちのが好きだったけど、違う部位だったらまたこうだったかも。」
「今回の子は、こういう料理じゃ良さが出てこなくて、
 こういう調理法にしてあげたら、すごく良かった。」
って、育った背景をお互いに想像しながら、
料理人さんとお話する時間もすごく好きです。

先日の北海道で、西邑先生の講演を聞いてから
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『マッチング』っていう言葉が頭の中でずっと思い浮かんでいて、
同じジャージーでも、これだけタイプが違うわけで、
それぞれにピタッとくる場所があって、
そのお届け先さえ、ちゃんと間違わなければ、
喜んでもらえない子はいないんだって思います。
お届けして、「今回の子、どストライク」って言われたら
やっぱり、仲人としては、ガッツポーズなわけで。笑

ちなみに、今回の國分さんのジャージー。
外バラで、試しに骨付きバラをカットして作ってみようと思います。
つい先日、
「アルゼンチンのお肉料理にアサードっていうのがあって、
 バラを骨付きで3㎝くらいにカットしたものを使ったBBQ料理。
 そういうのができたら面白いんじゃないかな。」
っていう貴重なお話をある料理人さんからお聞きして、
需要の少ない赤身品種のバラも骨付きカットスタイルでお届けして、
焼いたり、煮込んだりして出せるようにしてあげたら、
新しいニーズが生まれるかなぁと。

加工現場で手間がかかることだから、
なんとかお願いできないでしょうか?と早速お肉屋さんに交渉して。
(↓前回やったので、環境的にできることは知っている・・・笑)

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そうして、今週は田村牧場のジャージー2頭目が
と畜されてやってくる予定。
それぞれの子を最大限にモテモテにしてあげることができるよう、
がんばります。