今年は年明けから早速、吊るし短角牛たちの骨抜きからスタートでした。
繁殖季節の関係で、月齢的にも一番長くなり、
そして、食欲の落ちる暑い夏を越えて、
越冬のために10月、11月と食い込みが進んだ
今の時期の吊るし短角牛は本当に美味しい!と
毎年、ビックリした声が届きます。
その分、皮下脂肪もしっかり蓄えて、歩留りの悪さにも頭を悩ませるのですが…(笑)、
そんなに人間の思うようにならないのが、野生に近い短角牛らしいような気もします。
そして、昨日は2月お届け分の短角牛たちが芝浦にやってきました。
この子たちは今まで通り、人生(牛生)を淡々と生きているだけなのに、
これだけ仔牛や枝肉の単価が変わって、急に重宝されたり、
もう飼えないよって淘汰されてしまいそうになったり、
世の常なのかもしれないですが、
私がもし牛だったら、なんだかやるせないなぁと思ってしまいます。
生産者さんたちにとってはやるせないどころの話じゃないですね。
なので、せめて関わったからには一生のお付き合いができるように
私は向き合っていきたいと思います。
来週の岩手出張から戻ったら、いよいよ加工の現場での研修スタート。
牛、お肉との距離をますます近づけて、一体になれるように頑張ります。