【入荷情報】国分牧場エアジャー黒♂23.2カ月齢(三元牛)

東京は熱波のような異常な暑さが続き、対して、
ご縁ある各地の大雨被害に心を痛める日々のなか、
続いてやってきたのは、国分牧場の三元牛です。

今回の三元牛は、お母さんが乳用種<エアシャー×ジャージー>、
お父さんが黒毛和牛<血統:勘太>の掛け合わせの子になります。

<ソルティ君(黒毛和牛×<エアシャー×ジャージー>23.2カ月齢>

今年に入ってからはずっと、国分さんもジャージー純血が続いていたので
黒毛との交雑自体、久しぶりですが、三元牛はもっと久しぶり。
もちろん、こんな変わった掛け合わせの子を生み出してくれるのは
八王子の磯沼牧場さんしかいません。笑

というわけで、今回も『磯沼牧場×国分牧場』の安定タッグ。
最近、ジャージーでも肉質に安定感がでてきたのは
素牛の牧場が、磯沼牧場さんと神津牧場さんの
ほぼ2つの牧場だからという部分があるかもしれないね、
という話を先日、国分さんとしていました。
そのくらい、生まれてから最初の半年~1年間、
どういう育ちをしてきたかっていうのは
最後の肉質にまで影響あるんだなぁと。
良し悪しということだけではなくて、
「哺育・育成」と「肥育」の相性の良さもあるような気がします。
今回は、両牧場ともコエドビールのビール粕をあげて育てている、
コエドビールタッグです。

<可愛い( *´艸`)>

ソルティ君は、約8カ月齢で国分牧場にやってきて、
それから15カ月間、モネンシン(抗生物質)フリーの餌と、
コエドビールのビール粕、地元の稲わらなどで、
立派に育て上げてもらいました。
国分牧場さんに関してはこちらの紹介動画をぜひご覧ください。

今回のソルティ君は、23.2カ月齢で生体重732㎏、
枝重459㎏に仕上がったので、歩留り62.7%です。
当然ですが、やっぱり黒毛の血が入ると全然歩留り上がりますね。
ちなみに、父の血統の『勘太』は<美津百合ー安茂勝ー福之国>なので、
その血筋的にも、味わいに期待しちゃいます。

そして、実際の枝肉内容はこちらです。

ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。

いや、いいですね~。
感覚的に、これは美味しいだろうって安心感を持って
ご案内できる内容です。
黒毛の血が入ったならではの程よいサシと、
バラなど含めた肉周りの良さ。
重量的にもちょうど良い仕上がり。
味わい的には、国分牧場さんならではの脂の軽やかさと
ジャージーの血が入ってることによる、
赤身の味わいの濃さを期待します。
(エアシャーの味わいの特徴は分からないので悪しからず。笑)

こちらはもう少し枝で枯らして、7月下旬に加工予定です。
大雨の被害が各地でこれ以降、広がらないことを願いつつ。