1月の国分牧場ジャー黒(ジャージー×黒毛)に続いて、
中屋敷さん初のジャー黒♂が、岩手からやってきましたー!
この子は、奥中山の三谷牧場さんで2016年8月に生まれて、
1ヶ月後の9月に、雫石の中屋敷さんちにやってきました。
それまでは、純血のジャージーしか導入していなかったけど、
三谷さんから「黒毛をつけてみたんですが・・」っていう話を聞いて
黒毛の血統を確認したら、どうやら但馬系とのこと。
ジャージーと黒毛但馬系のどちらの美味しさも知っている私たちなので、
「絶対、美味しいよね」と、この子から、ジャー黒の導入を始めました。
ちなみに、この子の血統は『安照鶴』とのことで、
「安平照ー紋次郎ー茂重波」と、思いっきり但馬系です。
2017.4
離乳して、青草めいっぱい食べて身体をつくってた時期。
この頃、ジャー黒の導入が続いて、
この群の子たち、ほとんどジャー黒だったはず。
2017.7
育成期を終えて、同級生たちと広々としたパドックに移動。
2018.1
初めて、雪というものを知った年。
2018.11
、、風ニモマケズ」
2019.2
ずっと最後まで、このパドックの中で暮らしました。
人がやって来ると、寄ってきてくれるものの、
野生児のように、最後まであんまり自由に育ったので、
「出荷の時につかまえるのが大変かも、、、」
って中屋敷さんが話していたけど、
思ったより大人しかったようで、良い子でした。
そして、肝心の内容は、30.9カ月齢で、枝重量343㎏。
他の2頭は2カ月くらい後輩なのに、この子が一番小さかったので、
性格か、骨格か、重量はちょっと乗りませんでした。
(この子の写真を探してて気づいたけど、一番前にグイグイきたのは
この最後に行ったときだけで、それまでは誰かの横にそっといるような
控えめな性格の子でした。。。)
サシと赤身のバランスは期待通りの2等級。
バラが幾分しっかりしているのは黒毛の血かもしれません。
前回の国分牧場ジャー黒が同じく2等級で
格付け的にはジャージーそのものだったのだけど、
味わいの中にちゃんと黒毛の濃さみたいなのが存在していて、
興味深い声が、あちこちから戻ってきました。
マニア向けというより、分かりやすい愛されっ子っていう印象でした。
ただ、ジャージーと黒毛、どちらの要素が
お肉の味わいに強く出てくるかは個体差があると思うので、
これから、続けて何頭か出てくる中で、
いろいろと見えてくるものがあれば、と思います。
ちなみに、この子はメインであげている宝山の餌
(ビール粕、オカラなどを中心とした発酵飼料)に
元々お付き合いのある、ファーメンステーションさんの
JR東日本スタートアップさんとの取り組みのリンゴ粕を加えたものを初めて食べて育った子です。
(詳しい取り組みの内容はこちら↓
青森りんごからエタノール!環境も地域も喜ぶ新商品が登場!)
そういった意味でも、今後に続くいろんな繫がりが楽しみな子です。
程よく枯らして、3月末頃の加工予定です。