もう1月も終わりますね、
今年1頭目のゲスト牛は国分牧場さんのジャー黒♂です。
(ジャージー×黒毛和牛)
今回やってきたのは、鼻の周りも黒い、向かって左の子。
ヤンバル君だそうです。
ヤンバル君も東京・八王子の磯沼牧場さんから
やってきた子ですが、のんびり20カ月齢くらいまで
八王子で暮らしていたので、東京都八王子産です。
9カ月半の国分牧場さんでの肥育期間を経て、
ジャー黒なのに、生体で952㎏まで育ちました。
やっぱり、磯沼さんの斜面で健康に育ったことと、
豊富な粗飼料のおかげで、胃袋と骨格が
しっかり作られているからしょうか。
その後、国分さんのところに来てからも、
コエドビール粕とモネンシンフリーの飼料、
しっかり食べて、順調にすくすく育ってくれたようです。
そして、黒毛の血が入ることで、
さすが肉周りの良さも、改めて実感します。
先人の方々のたくさんの努力の賜物、
黒毛ってやっぱり凄い能力です。
枝肉重量は585.5㎏でした。
季節の関係もあるかもしれませんが、
短角牛でも思いますが、月齢が伸びた時に
赤身品種でも、比較的サシが入ってくる傾向が
あるような気がします。
今回はBMS3です。
バラ身もしっかり。
でも、皮下脂肪は必要以上に厚くなく◎。
モモやウデなどの赤身部位もバランス良いと思うので、
ジャー黒らしく、愛されやすい肉質だろうなぁという印象です。
重量は大きいですが、幅があるので、
あまり引きが長い印象がなく、良い枝です。
今回、国分さんから頂いたメッセージです。
『私たちは安心で安全、そしておいしい牛肉をお客様に
届けることを、第一に考えています。
そのためには、健康な牛を育てるいまの飼育法が一番です。
また、牛肉の味わいはエサや環境に大きく左右されるため、
エサには成長を促す抗生剤を一切使わず、
ストレスない環境作りを大切にしています。
また、地域にある資源をできる限り活かすため、
地域のビール工場であるコエドビールさんのビール粕を
飼料としてあげています。
今回の子はジャージーと黒毛和牛の掛け合わせである、
ジャー黒。
ジャージーの赤身の濃い味わいと黒毛和牛の甘みのある脂の
バランスの良さを楽しんで頂けたら嬉しいです。』
ヤンバル君。
枝でしばらく枯らして、2月10日の週に加工予定です。