続いて、大好きな井信行さんのあか牛がやってきましたー!
ここ半年、なかなか地方の産地に行くことができなかったので
もう枝を通して、産地や生産者さんと心を通わせている感覚で、
今まで以上に枝に会いに行くのに、心がはやります。
そして、会いに行くとき、私の頭の中に浮かんでいるのは
こんな光景たちです。
「井さん、井さん」とブツブツ呟きながら小走りで。
誰にも見られていないことを祈ります・・・笑
枝が来る前に、先に個体識別番号と重量など情報がきて、
今回は、自家産の32.5カ月齢で、513㎏。
「おー雅信さんの放牧地で育った子が信行さんのところに来て、
しっかりスクスク育ったんだな、良かった良かった。」
って思った後、続いて、格付け明細が届いたのですが、
なんと、初めてのA3(BMS4)にビックリ。
質素な井さんの手作りゴハンで育った子にしては、
なんだか随分、全体的に立派すぎる感じです。
サシだけでなく、ロース芯の大きさ、バラ厚、キメ、光沢とか、全部が。
(井さんの育て方についてはこちら→井信行さんについて)
井さんとも話したら、
「そりゃ、もう本人の血統の能力じゃ。餌はなんも変えとらんけん。
なんか、今回の子は順調にノビノビと気持ちよく育っていったような感じでしたー!」
とのこと。
実際にご対面した枝肉内容です。
やっぱり、格付けからイメージしていた通り、
サシ、肉周り含めて、なかなか立派な感じです。
「良くこんな立派に育ったねぇ。」って、
思わず笑っちゃう感じでした。
でも、この無駄のない肉周りは凄いと思います。
そして、脂がクリーム色なことになんとなくホッとします。笑
井さんの話す通り、血統的なものもあるだろうし、
雅信さんの放牧地で、お母さんの乳を飲みながら、
山を走り回って幼少期を育ったことで、
胃袋や骨格がしっかりつくられたおかげもあるかもしれません。
まぁ、人間が望もうと望まなかろうと、
牛たちは自分たちのペースで育っていくんだなぁって
命を扱わせていただいて、語るなんておこがましいことだって、
最近、特に感じます。
せめて自分とご縁を持たせてもらった子たちを
有難く、生きる形で皆さんにお届けできるように努力するのみです。
この子は、これからご案内して9月末くらいに加工予定です。
今回も一般販売分もいくらかご用意させて頂きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。