8月、真夏のまっさかり、お盆明けに出荷されてやってきたのは、
埼玉・東松山の国分牧場さんブラウンスイスです。
純血のブラウンスイスは久しぶりだなぁと、
調べてみたら2年ぶりくらいでした。
2019年の間はいろんなタイミングが重なって、
掛け合せたちに向き合わせてもらうことが多かったです。
ブラウンスイス絡みだと、ブラ黒(ブラウン×黒毛)や、
ブラジャー(ブラウン×ジャージー)など。
それぞれの血がどういう風にでてくるか、
みんなで好みを探しながら、楽しかったなぁ。笑
久しぶりにこのタイミングで改めて、
原点の純血ブラウンスイス、嬉しいです。
この子が2018年の年末に4カ月齢で国分牧場さんに来られてから、
自分もちょこちょこ会いにお伺いしてました。
2019年2月。6カ月齢。
ふさふさの毛がめっちゃ可愛い( *´艸`)
隣にいる1ヶ月ちょっと先輩のジャージー君と一緒に
家畜商さんに連れられて、やってきたそうです。
だから、この後も2頭はいつも一緒。
2019年11月。15カ月齢。
このカラフルな牛たちの光景が国分牧場さんの考え方を
表しているようで、私はとても好きです。
なかなか牛たちに会いに、地方へは行けない中、
近くに国分牧場さんがいてくれて、本当良かった。
会いに行けるアイドルたち。笑
7月にお邪魔したときに牧場長がおっしゃっていたのが、
来たときは隣にいるジャージー君のが(月齢も先輩なので)大きかったけど、
みるみるうちに、いつの間にかブラウン君が追い越してしまったとのこと。
さすが、ブラウンスイスの品種の力を感じます。
ちょうど2歳でこの貫禄だもんなぁ。
そうして、その仕上がりの枝肉も立派なものでした。
24カ月齢で枝重量495㎏。
重量、無駄のない肉周り、ロース芯の肉色、程よい赤身肉らしいサシ。
国分牧場さんの育て方だったら、
ブラウンスイスはこのくらいの月齢が適齢なんだな、
って、感じさせてくれる内容でした。
脂質も心なしか、いつもよりしっとりしている印象です。
あとは、ブラウンスイスの、さわやかな肉自身の味わいを
久しぶりに食べると、それぞれどんな風に感じるのか、楽しみです。
(「味覚って、少しずつ変化してるよね」っていう話をいつもするので。)
これからご案内させていただいて、
もう少し枝で枯らした後、9月の2週目あたりの加工予定です。