今回やってきてくれたジャー黒はこの子です。
このたび、いろんなことが起こっていて、
この子たちは今までいた牧場にいられなくなったので
ある牧場さんに全頭引き取っていただいて、
岩手の金ケ崎にある牛舎から無事に出荷されました。
まだ詳細を報告できる段階ではないのですが、
10年という時間をかけて大切に育ててきた、
ジャージーやジャー黒たちの1つの取り組みが
今回一旦、終了になってしまったことが
本当に悔しくて、そして申し訳ない思いでいっぱいです。
牛たちにもだし、信頼して応援してくださっていた方々を
たくさん裏切ってご迷惑おかけしたことが本当に申し訳なく。
今後、はっきりしたことを報告できる段階になったら
きちんと自分の言葉でご報告させて頂けたらと思います。
そんな中でも今の唯一の救いは一緒に飼っていた牛たちが
全頭、新しい牧場に迎え入れてもらうことができて
環境や餌など、また新たにワクワクするような取り組みが
スタートしそうな予感を見せ始めていること。
この数週間に身の回りで巻き起こっていることは
自分の人生の中できっと大きな出来事として
ずっと色濃く記憶に残る時間になりそうです。
そして、今回のジャー黒♂はこちらの格付けでした。
私としては、この子が五体満足で無事に出荷されて
お肉になってくれただけでもう感謝でいっぱいです。
実際の内容はこちらです。
ロース芯。
バラ。
モモ。
切開面。
枝肉全体。
よくここまで来たね、振り回して本当ごめんね。と、
枝肉に対面したとき思わず。
内容は今までの餌や環境がちゃんと反映されていて
脂質も、赤身の雰囲気も安心感のある良い感じです。
枝を運んでくれた友人や、牧場の社長や、問屋さんに、
御礼を伝えながら画像を送ると、みんな「美味しそうだね~」と。
とってもありがたい。
そして、今回、初めての出荷の段取りがこれだけスムーズに
いったのも、これまた10年以上の付き合いの、
芝浦界隈の53(ゴミ)会メンバー(S53年生まれ同士の仲間たち)
の見事な連携のおかげで。
そんな大変な真っ只中ですが、
牛たちがいて、新たな取組みのパートナーがいることが
まずはなにより心強く、一旦は区切りになるものの、
新たに素敵な取り組みのご報告ができるようにがんばります。
しっかり反省するべきところは反省しながら、
すぐにこの10年間分の信頼を取り返せるように。
また改めて、新たな牧場さんのご紹介をさせて頂けたら嬉しいです。
引き続き、東京宝山と牛たちをどうぞよろしくお願いいたします。