【入荷情報】岩手県産ジャー黒♂30.1カ月齢

今回やってきてくれたジャー黒はこの子です。

<岩手県産ジャージー×黒毛和牛・30.1カ月齢♂>

このたび、いろんなことが起こっていて、
この子たちは今までいた牧場にいられなくなったので
ある牧場さんに全頭引き取っていただいて、
岩手の金ケ崎にある牛舎から無事に出荷されました。

まだ詳細を報告できる段階ではないのですが、
10年という時間をかけて大切に育ててきた、
ジャージーやジャー黒たちの1つの取り組みが
今回一旦、終了になってしまったことが
本当に悔しくて、そして申し訳ない思いでいっぱいです。

牛たちにもだし、信頼して応援してくださっていた方々を
たくさん裏切ってご迷惑おかけしたことが本当に申し訳なく。
今後、はっきりしたことを報告できる段階になったら
きちんと自分の言葉でご報告させて頂けたらと思います。

そんな中でも今の唯一の救いは一緒に飼っていた牛たちが
全頭、新しい牧場に迎え入れてもらうことができて
環境や餌など、また新たにワクワクするような取り組みが
スタートしそうな予感を見せ始めていること。
この数週間に身の回りで巻き起こっていることは
自分の人生の中できっと大きな出来事として
ずっと色濃く記憶に残る時間になりそうです。

そして、今回のジャー黒♂はこちらの格付けでした。

私としては、この子が五体満足で無事に出荷されて
お肉になってくれただけでもう感謝でいっぱいです。

実際の内容はこちらです。

ロース芯。

バラ。

モモ。

切開面。

枝肉全体。

よくここまで来たね、振り回して本当ごめんね。と、
枝肉に対面したとき思わず。

内容は今までの餌や環境がちゃんと反映されていて
脂質も、赤身の雰囲気も安心感のある良い感じです。
枝を運んでくれた友人や、牧場の社長や、問屋さんに、
御礼を伝えながら画像を送ると、みんな「美味しそうだね~」と。
とってもありがたい。

そして、今回、初めての出荷の段取りがこれだけスムーズに
いったのも、これまた10年以上の付き合いの、
芝浦界隈の53(ゴミ)会メンバー(S53年生まれ同士の仲間たち)
の見事な連携のおかげで。

<家畜商、牧場主、市場会社、問屋、枝運送業、牛肉卸とさまざま。
 今回、この繋がりのおかげでたくさん助けてもらいました。感謝。>

そんな大変な真っ只中ですが、
牛たちがいて、新たな取組みのパートナーがいることが
まずはなにより心強く、一旦は区切りになるものの、
新たに素敵な取り組みのご報告ができるようにがんばります。
しっかり反省するべきところは反省しながら、
すぐにこの10年間分の信頼を取り返せるように。

また改めて、新たな牧場さんのご紹介をさせて頂けたら嬉しいです。
引き続き、東京宝山と牛たちをどうぞよろしくお願いいたします。