なんとなく、風や雲に秋を感じるようになった9月、
まずやってきたのは、井信行さんのあか牛です。
今回は自家産の男の子。
しっかり飼い込んで、30.2カ月齢です。
自家産って聞くと、なんとなくホッとするのは、
信行さんの牛舎に来る前の、生まれてから幼少期を過ごした場所や環境を
自分たちも実際に行って、知ってるからかと。
牛舎の裏にある牧野での、放牧を組み合わせた育成期を過ごしています。
子どもの頃を過ごすにはとても良い環境ですね。
私も、もし子どもを産んだら、こういうところで子育てしたいなって思います。
牛自身も、面倒をみてくれる人が、
息子さん(雅信さん)からお父さん(信行さん)に
バトンタッチされる形だから、きっと安心感あるだろうなぁと。
お母さんたち含めて、食べてる餌も共通してるし。
(文脈の中でちょいちょい、牛と人がごっちゃになってます。笑)
良い環境で、スクスク育ってくれて、
枝重量も486kgと立派になってくれました。
相変わらず、コザシ加減がきれいなサシのバランスは
ちょうど、多いときと少ないときの中間くらいで程よい感じ。
脂は安定のクリーム色でしっとり。
そして、皮下脂肪が多少つくことはあっても、
筋間脂肪は常に薄く。
幼少期の牧野での運動のおかげもあってか、
ロース芯の大きさもしっかりしているので、
肉量しっかり取れそうです。
井さんの考え方がちゃんと枝肉に表れてるなぁと思います。
こちらは9月10日過ぎくらいに加工、お届け予定です。
ちなみに、この子の内臓は1頭分まるっとすべて、
神楽坂しゅうごさんにすでにお届けしているので、
そちらで食べられます。
また、今年5月にずっと熱望されていた、
東京や京都の料理人さんたち20名で、
熊本県阿蘇の産山村まで、信行さんに会いにいきました。
井信行さんに会いに阿蘇・産山村へ。
今度はそんな料理人さんたちの気持ちが
産山村の地元の方々に伝播して、今月9月29日(日)に
信行さんを囲むこんなイベントを企画してくださいました。
井信行さんのお話会@ファームビレッジ産山
『お話会』っていうのが、なんか井さんらしく、温かくていいな。
私ももちろんお邪魔します!
たくさん人が来てくださったほうが井さんも喜ぶと思うので、
ご興味ある方いらっしゃったら、ぜひご連絡ください。