井信行さんのあか牛、久しぶりの雌がやってきました。
しかも、自家産の子。
先月25日に熊本でと畜されてから、
やってくるまでに今回は時間がちょっと空いてて、
(しかも、芝浦に到着する日を勘違いしてて、
会いに行っても会えず、トボトボ帰ってきたり・・・)
思わず、枝に最初に対面したときの一言は、
「やっと会えたねー!」笑
井さんも、井さんのあか牛も大好きです。
井さんも話されていましたが、
自家産だと、性格や血筋が良い子を産むお母さん牛を
残してきているのもあって、
より似たような子たちがやってくる気がします。
仔牛の頃は、牛舎と行き来できる牧野で放牧を組み合わせた育成期を過ごし、
それ以降は、信行さんの牛舎での肥育になりますが、
環境的には、ずっと同じトーンがあるので、
牛たち自身も安心感があるのかな、と。
28.1カ月齢で、井さんの雌にしてはしっかりした重量の443㎏でした。
井さんが話していた通り、コロンとした子。
最初に格付け表だけ届いていて、BMS3となっていたので、
ややサシが入っているタイプだなと気になっていたけど、
綺麗なコザシで、肉色も濃い目なので、良い感じです。
脂質もクリーム色がかって、いつもの雰囲気。
サシが入って、肉色が浅めで、脂の白上がりが求められるのとは
価値観が真逆です。笑
でも、いろんなゴールがあるって楽しいなって思います。
それに繋がって、いろんな育て方や品種の可能性が出てくると思うので。
なくしたくない光景と、大事に育てていきたいニーズ、
いろんな声を聞きながら、ウンウン悩みながら、
みんなで一緒に可能性を探っていきたいです。
この子はこれからご案内して、来週半ばくらいの加工予定です。