【入荷情報】井信行さんジャージー♂49.1カ月齢


2020年、今年最後のゲスト牛がやってきました。
あか牛に引き続き、井信行さんのジャージー♂49.1カ月齢です。

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<今年10月に訪問したとき>

いたずらジャージー男子3頭たちのうちの2頭目。

10月に出荷した47カ月齢ジャージーも旨ウマで、
それぞれのお届け先から、嬉しい反応が戻ってきていて、
「あー、ちゃんと求めてもらえるところにお届けできて良かったなぁ」
って思っていたところです。

どんな牛たちもそれぞれの持ち味があって
生産者さんももちろん「美味しく食べてもらいたい」と思って
大事に育てた牛たちを出荷してくれていることは間違いなく。

でも、そこには牛と、料理人さんや調理法、
また、食べ手の方々との相性があるので、
届け先を間違えたら、お互いに残念なことになってしまいます。
「期待していたのと違った」と言われても、
牛たちも「いやいや、私たち、そんなつもりで育てられてないんです」
って言いたいときもあるだろうなぁ、と。

だからこそ、マッチングはとても大事。

牛1頭をきれいに売り切るのはやっぱり大変で、
「もう無理ー!!」って投げ出したくなる時も正直あるし、
お肉の状態も、お届け先も本当に今の自分にできるベストだったのか、
毎回悩んだり、反省したりする部分もあるけど、
でもやっぱり大事なパートだと思っているので、
有難く、やりがいを持って携わらせてもらっています。

今回の井さんのジャージーも、
「そりゃ、あの井さんの粗飼料主体の手作りゴハンたちで
通常のジャージーの倍の時間をかけて育ててるんだもん、
美味しいに決まってる」と思う反面、
その味わいを求めてくれる方々のところにちゃんと届けないと、
という想いが強くなります。
(井さんの育て方についてはこちら→井信行さんについて

というのも、井さんがジャージーのお肉を育てているのは
長い時間をかけた試験的なチャレンジの途中経過なので、
それを理解してくださる方たちにぜひ触れてもらいたいです。

今回の子は49カ月齢で、前回よりも小さく枝重量325㎏でした。

実際の枝肉内容はこちらです。

ロース芯。
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モモ。
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バラ。
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切断面。
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モモもロースも、乳用種と思えないほどサシが程よく入っていて、
さすがジャージーの能力だなぁと思います。
肉色もしっかりとしていて、
きっとその味わいもモテモテだろうな、と。

ただ、この時間をかけて、枝重量がこのくらいだと、
「お客様が求めてくださっているなら、また飼いましょうか?」
と、井さんが言ってくれても、経済動物として申し訳なさすぎて、
「また飼って欲しい」と簡単に言いずらいのも正直なところです。

同じジャージーを、岩手の中屋敷さんに育ててもらっていたり、
埼玉の国分牧場さんで育てたものを扱わせてもらっている感覚から言うと、
ジャージーの中での血統的なものも大きいだろうし、
あとは幼少期・育成期をどういう環境や餌で育ったのかが、
その後の肉周りに大きく影響している気がします。
中屋敷さんの、1年目の夏に放牧させたジャージーの
ロース芯の大きさが印象的でした。

あとは最初にいたずらジャージーと書いた通り、
ジャージーの性格がいたずらっ子で、
この写真からも分かるように、せっかくあげた草たちを食べずに
餌箱から牛舎の中に引っ張り込んだりして、井さんも手を焼いていました。
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まぁなにごとも簡単にいかないからこそ、やる意義があるってことなのかな。
簡単にできることなら、すでに皆んながやってるでしょうし。笑

私自身もちゃんと泳ぎ続けるために水面下でジタバタもがきなら、
これからも、楽しいチャレンジに真剣に関わっていけたらと思います。

こちらの子はこれからご案内して、
肩・バラを先に12月10日前後に加工、
モモ・ロースはもう少し枯らして、1週間後くらいに加工予定です。