【入荷情報】井信行さんあか牛♂35.3カ月齢(自家産)


続いてやってきたのは、井信行さんのあか牛です。
35.3カ月齢の自家産♂。

去年の10月、運転の練習をするために産山村までドライブした時、
井さんの牛舎で出迎えてくれたこの子です。

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「あんず2」っていうお母さんの子のようです。
(この子のお母さんもお姉さんも、今もおうちで
 母牛として活躍しているようなので、きっと良い血筋なんだろうなぁと。)

毛のクリクリさ加減と立派なツノが印象的で、
突然訪れた私たちを「あら、こんにちは」みたいな感じで
無関心でも、騒ぐでもなく、穏やかに迎えてくれていました。

そのときからなんとなくこの子が気に入っていて、
「この子が私のところに来てくれたらいいな。」
って思っていたから、今回出荷の情報がきたときには嬉しかったです。

クリ毛の子と、穏やかな懐っこい性格の子のお肉は
きっと素直に美味しい。勝手な私の持論だけど。笑
でも、少なくとも、穏やかな懐っこい性格の子は
育ちの間に嫌な思いをあまりしていないのかな、と思うので、
それだけでも良かったなぁと安心感があります。

しかも、この子は自家産なので、
息子さんである雅信さんの牛舎&放牧地で
仔牛~育成期時代を過ごしているので、なおさら安心。
井さんいわく、今後はそんな繁殖・肥育一貫の子たちが
ほとんどになってくるそうです。
それは、牛たちにとっても、仔牛市場までの移動や、
環境や食べものの変化が小さくなるので負担がなくなって良いこと。
また、井さんたちにとっても、仔牛市場の出荷に向けて一回仕上げる必要も、
飼い直しの必要もないから良いことだそうです。

こちらは、去年初めて連れていってもらった、
井さんちの繁殖牛たちの一部がいる放牧地、というか1つの山。
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大半の繁殖牛と仔牛たちがいるのはこちらの牛舎から繋がる放牧地。
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仔牛たちはお母さんと放牧地に行ったり、
牛舎でお友だちと過ごしたり、とっても良い環境。
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信行さんとはしょっちゅうお話させてもらっているけど、
今後、雅信さんにももっとお話聞いてみたいなぁと思います。
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(向かって、一番右が雅信さん。)

そして、井さんところに行くといつも寄らせてもらうのが、
井さんの牛舎から車で5分もかからない場所にある、
こちらの池山水源です。
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熊本を代表する、おいしい水の一つで、
環境省の名水百選にも選ばれているとのこと。
ここから流れてくる水を井さんちの牛たちも飲んでます。
これらすべてが井さんのあか牛の味わいの源なんだな、と
行くたびに実感します。
この環境、草、人、水、そして地域資源を活用した国産100%の餌たち。

もちろん、地域によってやれることが違うのは当然ですが、
それぞれの地域特性を生かした育て方や牛種などが生き残って
その地域ならではの味わいを次世代に残していけたらって思います。
そのために、私の立場にできる小さなことは
真剣な生産者さんたちの想いや、生産の背景を伝えながら、
お肉を届け続けること。頑張ります。

そんな穏やかな性格のクリ毛の、あんず2の子。
枝肉がやってくる前に先に届いた格付け表がこちらです。
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最近の2頭がBMS5で立派な3等級、芳醇な和牛らしいお肉寄りだったのですが、
今回はいつもの井さんらしい数字が並んでいて、なんとなくホッと。笑

BMS(霜降り加減)は3で、いつもの2等級。
BFS(脂の色)も6と高めで、
「よしよし草ちゃんとたくさん食べてきたんだね」って。
BCS(肉の色)も5で、前回の4より高め。
「色の濃さは味の濃さ。期待通り、良い子そう」
そして、去勢で466.6kgという程よい重量も好みです。
(完全に一般的な価値観の真逆かも・・・笑)

そうして、実際の枝肉はこんな内容でした。

ロース芯
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バラ
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モモ
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脂質
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断面
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皮下脂肪は季節&月齢の影響か、やや厚めの部分もありますが、
その脂質はねっとり良い雰囲気。
コザシの感じはいつもの感じで、カブリなど含めたロース・モモは
格付け通り、ここ最近の中で一番赤身寄りで楽しみ。
あの生体の姿ともイメージが繋がる肉質です。

このコロナ禍の厳しい中でも、今までと変わらないペースで
出荷できることを井さんが皆さまに感謝されています。
「凄いなぁ!」と、あのいつもの井さんの口調で。笑
私もなんとか、そこだけは守っていきたいと思うので有難い限りです。
ありがとうございます。

あんず2の子はこれからご案内して、2月半ばくらいの加工予定です。
今回のお肉も皆さんに喜んでもらえますように。
大切にお届けします。