【入荷情報】国分牧場ジャー黒♀26.8カ月齢(アベニュー)

丑年2021年、最初のゲスト牛は国分牧場のジャー黒です。

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26.8カ月齢メスのアベニューちゃん。

人間がどれだけウイルスに心身を不安にさせられても、
経済活動が停滞しても、そんなことは一切関係なく、
牛たちはゴハンを食べて、
農家さんたちにお世話をしてもらって、
成長して、出荷のタイミングがやってきます。

私の役割はこんな時もできる限り、その流れを止めずに
そして、できるだけ喜んでもらえる(生きる)形で
その子たちのお肉をお届けすること。
そのために、これまで繋がりを築いてきた時間があって、
体力の蓄えをしてきたのだと思いたいです。
きっと立ち止まりさえしなければ大丈夫と信じて、
目の前のことを一つ一つ丁寧に頑張っていきます。

さて、今回のジャー黒・アベニューちゃんは
前回の国分牧場の三元牛と同じく、
お馴染みの八王子の磯沼牧場さんからやってきた子です。
(アベニューって、なんて洒落た名前なんでしょ。)
やっぱり、生まれ元の環境を知っているって安心ですね。
最近は以前にも増して、磯沼さんをテレビで見ることが増えたし。笑

全乳(人工乳ではなくて、お母さん牛たちの乳)で育ち、
住宅街にある牧場なので、お腹が減って鳴かないように、
粗飼料はたっぷり潤沢にあげていて、
牛によっては牛舎じゃなくて、ノビノビ裏山で育っていて
幼少期・育成期を育つにはとっても良い環境です。

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そして、ちょうど1歳くらいで、
東京・八王子から埼玉・東松山に引っ越しして、
国分牧場さんにやってきたばかりの頃に会いに行ってました。
真ん中の子です。2019年10月。

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この時から一年ちょっと。
今月頭に国分さんに新年の挨拶にいきつつ、
出荷前のアベニューちゃんにも挨拶してきました。

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国分牧場さんで、ここまで立派に仕上げてもらって、
枝重量438㎏にまで育ちました。

肝心の枝肉内容はこちらです。

ロース芯。
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モモ。
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バラ。
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脂質。
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全体。
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筋間と皮下脂肪が少しだけ厚めなことをのぞけば、
肉色や、サシ加減、いつもの国分さんの脂質、
すべて含めて愛され感たっぷりの、安心してご案内できる肉質です。
バラやモモあたりのバランスも良いですね。

先日、国分さんも話されていましたが、
ジャー黒は大きくブレることがなく、安定の評価を頂ける感じです。
ジャージー独特の赤身の味わいの濃さに
黒毛の持つ肉周りの良さや、程よい加減のサシやキメで
扱いやすい肉質に仕上がってくれることが多いです。
ある料理人さんは「ジャー黒は第5の和牛になるべき!」と
いつもアツく語ってくださいます。笑

1月最終週くらいの加工予定ですが、今の世の中の状況で
どのような形で皆さんの元までお届けするのが
自分にできることなのか、考えながらベストを尽くします。

なんとか、周りの方々がこの大変な時期を乗り越えられますように。
自分も含めて。頑張ります。