【入荷情報】中屋敷ファーム褐黒たまこ♀33.3カ月齢~②枝肉編


【入荷情報】中屋敷ファーム褐黒たまこ♀33.3カ月齢~①育ち編
(↑この子の育ちはこちら。)

そんな風に、2年前から多くの方々の協力のもと、
育てられてきた大事な1頭目の大事な子です。

出荷直前の1月にも岩手までコソッと会いに行き、
芝浦に到着してからも最後の挨拶にいってきました。

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生体で見る限りは、毛づやも良く、しっかりお肉もついてきて、
みんなで「良い感じだね」と話していましたが、
今までにない餌で育てられているので、
どんな枝肉に仕上がるか中身は誰にとっても未知の世界。
ドキドキしながら枝肉に会いに行きました。

結果的には想像以上に魅力的な内容に仕上がっていて、
思わずホッ。と。

33.3カ月齢で、生体重は640㎏。
A3で、枝重量は392㎏でした。

ロース芯
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バラ
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モモ
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脂質
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切断面
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枝肉全体
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肉色は程よい濃さ。
脂の色は思ったよりは黄色くなくて
後ろにいる通常肥育の白上がりの枝肉に比べるとクリーム色で、
あ、やっぱり全然違うものを食べてきたね、って分かる感じ。
その質はねっとりしていて、美味しそう。
田んぼのあぜ道とかの野草を食べてた昔の牛はこんな感じだったのかな。

心配されていたような水っぽい感じは全く気になりません。
この餌でサシが3等級まで入るのは
やっぱり、和牛が持っている能力なのだな、と思います。
モモやウデなど、赤身部位もこのくらいの仕上がりだとモテそうな気がします。
バラの厚みやサシの入り方も肉牛として優秀。

あとは食べてきた餌の内容が赤身の味わいに
どんな感じで影響してくるのか気になるのみ。
一つ、大豆に関して言うと、あか牛を育てる井さんがいつも、
「大豆を炒って擦ってあげているのが私のあか牛の味わいだと思います!」
と話されているので、大豆を食べて育った赤身肉の味わいに
つい期待しちゃうのも正直なところです。

生産者さんの経験からくる感覚的なもの、
研究者の方々が持っている数値的な知識、
そして、流通である自分が得られるシェフや消費者の皆様からの生の声。
これらがうまく実を結んで、次に繋がる1頭になってくれたら嬉しいです。

思ったより水分量も多くないので、枝での枯らしも2-3週間程度で
3月1週目あたりに加工予定です。