東京の桜🌸もチラホラ散り始めた4月頭、
熊本からやってきたのは井信行さん・雅信さんが育てる
こちらのあか牛くんです。
今回の子は2月に出荷になった前回の子とずっと一緒に
育てられてきました。
実は12月の訪問時、この子のお母さんにもご挨拶していました。
「血統、育った環境、餌に加えて、
身体の6割を占める『水』も絶対大事だよね」
と最近、仲間内でよく話しています。
そう考えると、井さんの牛たちが日々飲んでいるのは
環境省の名水百選にも選ばれた水源である『池山水源』の水。
こんな贅沢なことはありません。
加えて、餌もできるだけ地域のものをつかった
国産飼料100%での肥育に長年チャレンジされています。
世界情勢が不安定な今こそ、より注目される価値観です。
『やっと時代は追いついた』
10年前に目にした、あか牛協会が掲げていたキャッチコピーが
ふと思い出されます。
でも、その取り組みがとても貴重であること、
そもそも日本の飼料自給率が25%ととても低く、
日本が誇る「黒毛和牛」が輸入飼料7-8割で
育てられていることはあまり知られていません。
いろんな方々と話す中で、それ以前に、
自分たちが口にするものが「なにを食べて育ってきたのか」
考えること自体があまりないのだ、ということを知りました。
であれば、問題提起の前に、まずは想像してみてもらいたい、
という想いがずっとあり、こちらの動画を作りました。
そして、肝心の今回の子の内容はこちら。
ロース芯。
バラ。
モモ。
脂質。
切開面。
格付けからイメージしていた通りの肉色の濃さ、
ロース芯の張りに加え、コザシ加減、脂質の良さ、
美味しそうな仕上がりです。
もう少し枝で枯らして、4月中旬に加工予定です。