2023お盆明け、夏の終わりに向けてやってきたのは
井信行さん、雅信さんのあか牛です。
こちらの子、お久しぶりの自家産のメス。
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国産飼料100%であか牛を育てる井さん親子の取組みはこちらです。
今回の子は出荷するときにも雅信さんが
「ちっちゃいので心配です」とおっしゃっていたくらい
今までで一番小ぶりな子。
31.8ヶ月齢で枝重量303㎏です。
肥育のときに食い負けてたわけではないのだけど、
最初の哺育・育成の段階で、お母さんにつけて自然体に任せていた分、
おそらくその時期の育ちが良くなかったのかな、とのこと。
黒毛と同じように人の手で少し補ってあげなきゃいけなかったかな~と。
私たちは『自然に任せるのが一番』って思い込みがちだけど、
そんな単純な話ではないことをこういう時に思い知らされます。
実際の格付けと枝肉内容はこちらです。
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ロース芯。
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バラ。
![](https://www.tokyo-houzan.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG-6995-scaled-e1692514248979.jpg)
モモ。
![](https://www.tokyo-houzan.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG-7014-scaled-e1692514279147.jpg)
脂質。
![](https://www.tokyo-houzan.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG-7003-scaled-e1692514270837.jpg)
枝肉全体。
![](https://www.tokyo-houzan.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG-6998-scaled-e1692514259208.jpg)
ロース芯の大きさやコザシ加減、
ねっとりしたクリーム色の脂質の良さ、
赤身バランスなど枝肉内容自体は好みの雰囲気です。
そんな中、枝重の小ぶりなことが肉質にどう影響してくるのか、
今回の経験を今後に生かしていけたらと思います。
もう少し枝で枯らして、8月末頃に加工予定です。