【入荷情報】岩手県産ジャージー♂32.7カ月齢

東京宝山、恩返しの2025年がスタート、
まず1頭目にやってきたのはこちらの子です。

<岩手・金ケ崎、エム牧場のジャージー♂32.7カ月齢>

昨年末にいろいろな動きがあって、ジャージーたちが
牧場をお引越ししてから約2か月半。
エム牧場さんではできるだけ、今までの餌や環境に
近い形での飼養に取り組んでくれています。

仕上がりに少しずつ、新しい環境の影響が出てくるのは
次の出荷の子くらいからかなぁと思うので、
そちら含めて、またお伝えしていけたらと思います。

まずは変わらず、この子たちに向き合い続けられていることが
私にとってはとても有難いことです。

今回も出荷に関しては、見事な連携のおかげで
エム牧場→千葉・旭の食肉公社→千葉・浦安のマルヨシ商事と
スムーズに生体運搬から枝運搬までしていただきました。

より近しい仲間たちでの連携なので、
途中の行程を知りたがりの私(笑)にとっては
いろいろ知ることができて、とても嬉しい、安心な環境です。

そして、枝肉がやってくる前に届いた格付けはこちら。

出荷前に生体を見ながら枝重量がどのくらいになるか、
いろいろ想像しながら教えてもらっていて、
「生体で600㎏はなさそうだから、350㎏いかないくらいじゃないか」
って言われていた想定通りジャストの重量でした。

実際の内容はこちらです。

ロース芯。

モモ。

バラ。

脂質。

切開面。

枝肉全体。

やっぱり、同じ餌の内容でも、ジャー黒よりジャージーの方が
しっとりした脂のクリーム色がやや濃いめに出る感覚です。
こんなところにもカロテンを分解する酵素が少ない、
ジャージーの特徴が良く出ています。
肉色はしっかり濃く、程よくサシが入った赤身主体の
ロース&モモも味わいがしっかりしていることを
期待させてくれます。
32.7カ月齢と月齢も飼い込んでいるので、
加工して、内容を確認するのが楽しみです。

まずは今年1頭目のジャージー、
もう少し枝で休ませて、2月頭に加工予定です。

そして、こちらは先日セミナーに参加させていただいた、
700年近く続く会社、愛知・岡崎の「まるや八丁味噌」さんが
ご紹介されていた“信念三か条”です。

この三か条がとても強く印象に残ったので、こちらに。
私も念頭に置いて、お世話になった方々に恩返しできるよう、
2025年も引き続き、地味に地道に頑張ります。