一気に春のようなポカポカ陽気がやってきた東京に
素敵なジャージーがエム牧場さんからやってきました🌸

お客様を牧場案内しながら、出荷前にお伺いした2月上旬は
雪が降っているマイナス白銀の世界でした。
ずっと隣で過ごしてきたお友だちも
最後まで一緒にセットでいられたので、
落ち着いているように思えて良かったです。

似たような色合いのこちらの2頭は生まれた岩手の牧場も同じで
1歳を迎えた夏には、約5か月間を放牧地で過ごさせてもらいました。

そして、昨年11月頭にエム牧場さんに来てから、
3ヶ月半の間でも成長がみられます。


毛も寒さに耐えられるようにフサフサになって
少し前には見えていた腰のあばら骨も見えなくなるくらい、
ちゃんとお肉もつけてくれました。
こちらが心配する以上に、どんな環境にも適応して
彼らは生きていく力があるんだなぁと思います。
最近よく聞く話で、人間も一緒かもしれないけど、
温室育ちよりも、少し厳しい環境で育った方が
なにかあった時に打ち勝つ力とか、
多少のことでは動じない強さが身につくような気がします。
生き抜く力。
そんな彼を育ててくれた、すべての経緯のおかげさまで
33.1カ月齢で、こんな仕上がりの内容になりました。

実際の内容はこちらです。
ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。


枝肉全体。

うーん、なんて素敵な仕上がり。しっかりしてる。
おかげさまで良い子に育ってくれました。
ロース芯の形もまるく大きく、
サシもジャージー単体にしては程よく入っている方です。
それに連動してバラも良さそう。
後ろにいる理想肥育の枝肉の脂の色合いと比べて
脂の色がちゃんとクリーム色がかっているのは、
彼の育ちと品種の特徴がしっかり表現されているかと思います。
「毛色の濃いジャージーは美味しい」
いつも私たちが標語のように言ってるこちらの言葉の
信頼度を上げてくれる1頭になるような気がしています。
これまでの彼に関わるすべての時間に感謝します。
こちらはもう少しだけ枝で枯らして、
春がもう一歩近づいた頃に加工予定です🌸