【入荷情報】井信行さんあか牛♂38.4カ月齢


続いてやってきたのは、井信行さんのあか牛です。

ビックリなのがその月齢。
前回の34.8カ月齢でも、ずいぶん長かったのだけど、
今回はさらに長く、38.4カ月齢の去勢くんです。
あか牛でなかなか出会うことはないでしょう。笑

品種や飼い方によっては、
単純に月齢が長いばかりが良いわけじゃないことは
いろんな子たちに向き合ってきて思うことです。
でも、井さんのように、粗飼料主体の薄い餌で、
じっくり、ゆっくり長く飼ってきた場合は
やっぱり味わいに深みが出てくる感覚があります。
(井さんの育て方についてはこちら→井信行さんについて

井さん自身も「きっと旨いと思いますー!」
っておっしゃっていました( *´艸`)

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そして、今回の熊本の豪雨被害で、いろんな方が井さんのことを
心配してくださり、こちらに連絡いただきました。
私もニュースを見ながら、産山村付近が大雨になっていると
ザワザワ気になって、何度か井さんと連絡取っていたのですが、
「産山村は地理的に恵まれているんです!」と、
いつも井さんが話されている通り、
今回も大きな被害がなかったようで、ホッとしました。
ご心配くださった皆さま、ありがとうございました。

とはいえ、お隣の小国町や、県南のほうは大きな被害を受けているので
ここ数年でご縁が深くなった熊本、やはり胸が痛みます。

そんな中でも、私にできることは
大事に育ててくれた牛たちの出荷を止めずに
良い状態でお届けし続ける努力をすること。
自分にやれることを粛々と進めていけたらと思います。

今回の子、井さんのお話で小ぶりだった前回の子に比べると
大きく育っているとのことでしたが、
枝肉の前に届いたのがこちらの格付けです。

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38カ月齢も飼ったら、(井さんのことを考えたら)
ある程度、重量も乗って欲しいなと思っていたので、
500㎏まで成長してくれて良かったです。

その中でも、目に留まったのが、BMSが「3」の部分です。
一応、格付けはA2でしたが、BMSだけみれば
3等級にもなり得るサシの入り方ということ。
でも、皮下脂肪は2.2㎝と、厚くない。
実際に歩留り等級も「B」ではなく、「A」です。
ここに、改めてあか牛の能力を感じました。

これがもし短角牛で、同じ餌で、この月齢だったら、
おそらくサシではなくて、皮下脂肪になっちゃってただろうな、と。
あか牛の元々の能力に加えて、先人の方々の改良の努力を感じる部分です。
そして、同じBMS3でも、どんなサシの入り方なのかは
枝肉にご対面するまでは分かりません。

そんな肝心の枝肉内容がこちらです。

ロース芯
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バラ
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モモ
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脂質
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断面全体
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確かに、格付けの通り、ロース芯やバラのサシは
いつもの井さんに比べると、入っています。
それは元々のこの子の能力に加えて、
時間を重ねたことがきっと理由なのかな、と。

でも、そのサシの細かくて美しいこと。
そして、筋間脂肪や皮下脂肪の薄いこと。
さらに、その脂質にテリがあって旨そうなこと。

ここに井さんの考え方、育て方がよく表れている気がします。
間違いなく、立派に育ってくれた良い枝肉です。

枝庫で一人、ニヤニヤ、ブツブツ話しかけながら、
長時間、撮影会してました。
(誰にも見られていませんように。笑)

この子は、これからご案内して7月最終週に加工予定です。
今回も一般販売分もいくらかご用意させて頂きますので、
どうぞよろしくお願いいたします。