【入荷情報】竹の谷蔓牛♂39.0カ月齢

純血の竹の谷蔓牛、入荷しました。

<和気371/39.0カ月齢/去勢>

「竹の谷蔓」は、黒毛和種の基礎となる血統の元祖です。
今から約200年前の1830年に、最古の蔓牛として誕生しました。
そんな「竹の谷蔓」は和牛に携わるものにとってどこか憧れの存在です。

登記上は「黒毛和牛」になるのですが、
改良されていないので、サシが入りずらく、
大きくもなりずらい、昔ながらの和牛です。

そのため、今の経済効率優先の価値観においては、
評価されず、どんどん飼う方が減っていて、
現在、純血は全国で50頭もいないくらい、とのこと。

そんな「竹の谷蔓」について勉強した内容は
こちらにまとめました。
竹の谷蔓牛のこと。 | 東京宝山 (tokyo-houzan.com)

今までこの血を絶やさないために尽力されてきた方々が
たくさんいる中、私がこの血に関して語るのはおこがましく、
ご縁があったことに感謝して、
その価値を理解して大切に向き合ってくれる方々に
お肉を届けられるよう、尽力するのみです。

前回、初めて扱わせていただいた9.6歳の経産牛「たけまき8の1」は
関わった皆んなが驚きの『A1』という格付けでしたが、
意外なくらいシルキーな肉質で、脂も赤身も美味しくて、
その内容にもそれぞれのお届け先から衝撃の声が戻ってきました。

そして、今回は初めての去勢です。39.0カ月齢。
和気371(大安3の7の1ー谷蔓ー第10花槇)
岡山県新見市のいろりカンパニーさんで育てられた子です。

枝重478.7㎏、格付けはB3(BMS4)でした。
内容はこちら。

ロース芯。

バラ

モモ

脂質

切開面

39カ月齢まで飼い込んだ去勢で、この枝の雰囲気。
血筋も含めて、いろいろ初めての経験すぎて
完全に未知の世界です。。
これまで竹の谷蔓に関わってきた皆さんの想いが詰まった、
この1頭からまた色々勉強させてもらいたいと思います。

<今年1月に行ったときに会った『和気371』>

あと1週間ほど枝で枯らして、6月10日前くらいに加工予定です。