【入荷情報】信行牛<あか牛>29.0カ月齢♀(自家産)

2023年ももう間もなく終わり。
カウントダウンがはじまりましたね。
今年も大トリは井信行&雅信さんのあか牛です。

<自家産のメス「あゆか」29.0カ月齢。>

今年出荷の信行牛たち、すべて自家産の子たちだったのですが、
なかなか大きく育たない子たちがでてきました。
というのも、信行さんが少しずつ現場の仕事から離れ、
元々繁殖部門担当だった、息子さんである雅信さんや
スタッフの方に肥育も見てもらうようになったのですが
そこの部分の引継ぎが思ったようにうまくいかなかったようで。

あげる餌の内容は信行さんがやられていた時と変わっていません。
国産飼料100%の手作りゴハン。
でも、やっぱり人がやることであり、
あげる量だったりバランス、管理など、
当然のことながら、まったく同じようにはいかないわけです。
ずっと良い状態で出荷してくれていると、
思わず当たり前のような感覚になってしまいますが、
やっぱり生きものを育て上げて出荷するというのは
そんな簡単なことじゃないんだ、と今回の件で教えてもらいました。

その理由が仔牛の頃の哺育の管理に由来するものか、
あるいは育成、肥育の段階でももっとできることがあるのか。
雅信さんとお話していると、理由は一点だけじゃなくて、
様々な要因が絡んでいるのかなぁという感覚です。
ただ、思い当たる原因がわかるのであれば
対策の取りようがあるので、それは良いことかなと、
私は前向きに捉えています。
あとは取り組みを変えてから結果がでるまでに時間差があるので、
その期間をお互い理解しながら良い方向に向かえるかどうか。
私はご縁があってお付き合いしたからには
やろうとしてくれる以上、とことん向き合わせて頂くつもりです。
なにより、重量が乗らなくて大変なのは
引き受ける私たちより、生産者さんご自身なので
良い方向に変わっていってくれるといいなぁと願いつつ。

実は今回のあゆかちゃんも出荷前に聞いていたときから
「小ぶりです」と。
でも、今の段階で29カ月齢で、月齢を引っ張っても
そんなに大きくなる感覚はないとのことだったので
今のタイミングでの出荷をお願いしました。

事前に届いた格付けはこちらです。

枝肉重量は332.8㎏。
一番小さかった2頭前の303㎏よりは少し乗っていました。
内臓もレバー含めて廃棄なし。
左のモモと肩のエ(アタリ傷)は少し気になるのものの、
肉質自体や肉周りは悪くないかなぁという印象で少しホッと。
一番小ぶりだった子の時も肉質自体は赤身寄りで評判良かったのもあって。
実際の枝肉内容はこちらです。

ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。

お肉自体は赤身寄りで肉色もしっかりで味わいも濃いかな、と。
脂質も草をしっかり食べてきたときのねっとりしたクリーム色。
井さんらしさを感じられる枝肉内容です。

この動画の中で話してくれている、
信行さんの想いをなんらかの形で先に繋げていかなくちゃな、と。

今年のオオトリ、信行牛はもう少し枝で枯らして、
18日あたりの加工予定です。
良き締めくくりになるように頑張ります!