大好きな井信行さんが今年の熊日賞を受賞されたので、
7月頭、内祝いの会に参加するために熊本まで駆けつけてきました。
こちらはその時の1枚。
相変わらずのステキな笑顔にこちらまで、思わず顔が緩みます。
『熊日賞』とは、学術、教育、文化、スポーツ、社会などの
各分野で長年にわたり活躍され、地域の発展などに貢献された
個人や団体に熊本日日新聞社が贈る賞とのこと。
現在、経営は2年ほど前から、息子の雅信さんに引き継いで
現場の第一線からは退いているものの、
信行さんが70年(!)かけて築かれてきたことと、
今もそこにいてくれる存在感はとても大きいです。
今回の受賞でまたパワーをもらったようなので、
ますますお元気で私たちが必死で引き継いでいっている様子を
温かくも厳しく、見守り続けてもらえると嬉しいなぁと思います。
信行さんが立ち上げ、雅信さんがバトンを引き受けた
『信行牛』ですが、少し成長が遅れていたので、
今回は1ヶ月ほど出荷を後ろにズラして、約3カ月ぶりの出荷でした。
今回は仔牛市場で導入してきた子で27.2カ月齢のメス。
格付けはこちらでした。
目標にしていた400㎏にはちょっと足りない381㎏でしたが、
なかなか安定しなかったここ1年くらいの中では
結果をみて少しホッとする内容です。
実際の枝肉はこちらでした。
ロース芯。
バラ。
モモ。
脂質。
切開面全体。
良いですね~。
ロース芯もしっかり丸い綺麗な形でコザシ加減も好み。
バラも厚みがあって焼肉などにも良さそうです。
クリーム色でタプッとした脂質も信行牛らしい。
久しぶりに「あーこれなら大丈夫だ(間違いなく美味しい)」
って、枝をみた時点で思える仕上がりです。
どの生産者さんとも「あの時は大変だったよね~」
って、後から笑いながら話せる経験を一緒にたくさんするほど、
その繋がりや関係性は強くなっていくと感じます。
信行さんから雅信さんへと、バトンを引き継いだ信行牛も、
このまま良い方向に向かっていくことを願いつつ
末永く、向き合わせてもらいたいと思います。
そうして、信行さんファンの皆さまに、おまけ。笑
帰りの車の中で見せてくれた信行さんらしい最高の笑顔を。
ほんとう素敵。
この笑顔をみていると、
こちらまで自然と口角が上がるので
幸せがやってきそうです。
あか牛の神様はきっと本当の神様だな。笑
今回の子はもう少し枝でやすませて
8月頭に加工予定です。