お久しぶりです。
お久しぶりに井信行さん・雅信さん親子の育てる、
くまもとあか牛<信行牛>が入荷しました。
前回、昨年9月に出荷した自家産の子が思った以上に小ぶりで、
お肉の仕上がりとしては悪くはなかったのですが、
この重量では生産者さんが経営を続けられないと、
井さんサイドから「仕上がったのでそろそろ出せます」
と言われるのを待とう。
そう決めてから約半年。
その間、たまたま昨年10月に仲間たちと
井さんたちのいる阿蘇・産山村を訪ねる機会がありました。


「そうしたら、ちょうど私の半分じゃな!」と信行さん。笑>
素敵な笑顔の信行さんに会うと嬉しくなるのですが、
牛舎にいる牛たちを見ると、
やっぱり肉牛らしい成長をしていなくて、
「あー出荷はまだしばらく先だなぁ」とこの時に改めて思いつつ。
ただ、この間にはさらに嬉しいことが他にもありました。
以前、「信行牛」PR動画も制作してくれた「こばやしなかむら映像」のお二人が、
井さん親子の取り組みを1時間42分のドキュメンタリー映画として
仕上げてくれたのです。
こちらがその映画「村で生きる」の予告編です。
こちらの映画は、11月には信行さんの熊日賞受賞のお祝いを兼ねて
地元・産山村で初披露の上映会が有志の方々により企画され、
その後、年明け1月にはお隣・小国町の映画館「小国シネ・ホール」で
1週間、上映されたとのこと。
私の方にも観た方々から直接、高評価のお声が届いているのと、
こちらの映画のおかげで「信行さんもますますお元気にされています」
という話も聞こえてきて、とても嬉しくなっています。
そうして、次はいよいよ、いつも信行牛を扱ってくださっている
京都の焼肉南山さんでの上映会が決まりました。
ありがとうございます!
(これで私もやっと観られます。笑)
以下、南山さんのFBからのシェアになります。
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【ドキュメンタリー映画『村で生きる』上映会のご案内】
この映画は、私たちが心から尊敬し親しくさせていただいている
阿蘇のあか牛生産者、井信行さん雅信さん親子のドキュメンタリー映画です。
制作者は、普段より畜産の現場に足しげく通って畜産の問題を深く掘り下げておられる
「こばやしとなかむら」ご夫妻で、本作品では井信行さんのお宅に長期泊まり込みで
井さん一家の日常を追われました。
この映画を通して、食と農と環境の問題、農業の担い手の問題、
村の過疎化と都市の問題、仕事(職業)と暮らしとお金の問題、教育の問題・・・
などなど、いろいろな課題を共に考えていければ幸いです。
私たちに、この映画の上映を強く勧めてくださった熊本大学名誉教授の徳野貞雄先生は、
古くから井信行さんとの親交があり、この映画を通して考えるべきことについて
26日にじっくりお話しくださいます。
また、映画製作者ご夫妻も、90歳になられた井信行さんご本人も
27日の懇談にご参加くださいます。
【上映会スケジュール】
● 4月26日(土) 13:00~ 17:00~ 20:00~
● 4月27日(日) 10:00~ 13:00~ 17:00~
● 4月28日(月) 10:00~ 12:30~
【トークスケジュール】(無料)
●4月26日(土)15:00~16:00 徳野貞雄先生のお話 ~「命」をめぐる牛と人間の格闘~
●4月27日(日)15:00~16:00 阿蘇の草原とあか牛と人をつなぐ懇談会
(井信行さん、映画製作者ご夫妻、「信行牛®」のブランドと産直を支える東京宝山の荻澤社長もお越しくださいます)
【会場】
南山2階 nalba(ナルバ)
〒606-0846 京都府京都市左京区下鴨北野々神町 31 番地 南山ビル 2 階
【お申し込み】
下記申し込みフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/DcyXnsnmjvTGFGQs9
【映画鑑賞料金】
●大人 1500円
●中学生~大学生 500円
●小学生以下 無料
※4月26日(土)、27日(日)には阿蘇のあか牛「信行牛®」が南山のおすすめメニューに登場します。
※4月28日(月)は、南山は休業です。
※南山でのお食事のご予約は、075-722-4131へお電話ください。
営業時間11:30~15:00 17:00~21:30
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信行さんご本人も含めて、制作者の小林ご夫妻や、
南山の楠本会長・社長たち、井さんを敬愛する方々が
一同に会する機会はめったにないので、私はそれがとても楽しみです。
映画が観られるのはもちろんのこと。
そして、前置きが長くなりましたが、この時に
南山さんでもご提供されるお肉が今回の子になります。


この時はまだ肉牛としては物足りない感じでしたが、
ここから約6ヶ月間かけて、国産飼料100%でじっくり育てあげていただき
なんとかこちらの内容まで仕上げてくれました。

実際の内容はこちらです。
ロース芯。

バラ。

モモ。

脂質。

切開面。


枝肉全体。

井さんのあか牛らしい素朴な雰囲気で、コザシの赤身。
そして、しっとりとしたクリーム色の脂が
食べてきたものを自らちゃんと体現してくれています。
いろいろとホッとする内容です。
内臓もレバー含めてすべて廃棄なく、めっちゃ美味いです!とのこと。
お久しぶりに、4月末の京都で皆さんと一緒に
信行さんとあか牛を囲めるのが私はとても嬉しく、
時間をかけて大切に関係を育ててきて良かったなぁと
心から思います。
今回の子もあちこちでしっかりと愛してもらえますように。
もう少し枝で枯らして、4月20日前後に加工予定です。